脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

共依存

2009-12-23 19:17:52 | Weblog
共依存は、精神科の病名です。

意外と自分では気付かず、この症状に成ってる、患者と家族が居られます。この症状は患者さんより、家族の中で、奥さんだったり、娘さんだったり、お嫁さんに多い症状です。

特に奥さんの場合が多い様に、私には見受けられます。所謂かゆい所に、手が届く程の、患者の気持ち先読み世話です。「私が居ないと、この人は、何も出来ないんです」などと言う、奥さんが居られますが、それが共依存の症状です。

本当は、患者さんは、自分でやろうとする、気持ちを持ってるし、少しでも麻痺を回復したいと、願ってるのですが、奥さんが、患者さんの気持ちを、先読みして、
患者がする前に、さっさとやってしまうのです。

患者さんは、『やってくれるなら良いか!』と思ってしまい、リハビリすら、しよう考え無く成ります。患者にとって、その方が楽ですから。でもそれでは、最後は患者自身が、辛い思いをするはめに、成るのです。奥さんは、周りからは、甲斐がいしい人とか、良くお世話される人などと、褒め言葉を貰い、まるで”嫁の鏡”と噂を耳にするでしょう。

でもそれは全く、奥さんの自己満足に過ぎず、患者の為には、悪影響なのです。
奥さんは、患者の世話をする自己満足で、患者は甘えて、自分でやる全ての事を放棄する。お互いがお互いに、依存してしまい、結局は、共倒れに成ってしまい、放り出された、患者、は、発病した時の麻痺状態より、もっと悪い状態で、施設に預けられてしまいます。

世話女房も患者には、余計に手を出さず、後ろからそ~っと見守る、そして患者が、本当に無理なら、手伝って上げる、真の愛情が、必要だと思います。
身体障害者を哀れむのでは無く、その状態が個性と考える様にして頂きたいです。

皆さんも気を付けて下さい。