現在、公道を使った自動運転のデータ蓄積競争がはげしくなっている。
こうしたなかNVIDIAは、仮想現実をつかった自動運転データの蓄積システムの外販を開始。トヨタが最初のシステム導入社になったと発表した。
オートモーティブニュースによると、このシステムは実走車のデータをつかって仮想現実を構築。そこで1000台の車をシュミレートすることで1日に120万マイルの走行データを蓄積することができる。
同紙によれば、グーグル傘下の自動運転開発企業ウエイモも仮想現実の利用をはじめており、実車で1千万マイルのデータを蓄積する一方、仮想現実を使ってすでに70億マイルの走行データを蓄積している。
オートモーティブニュースは、実車で何も異常事態が起こらない走行を重ねても得られるものは少ないが、仮想現実では様々な状況をシミュレートでき、そこで得られるデータの有用性も高いとしている。
自動運転、電気自動車について欧米のニュースをフォローしていると、文字通り日進月歩で技術が進んでいると実感する。
これに対し日本では、未だにチャデモとコンボの覇権争いが大きな政策テーマになっていてーアメリカの充電ポイントは両方の方式をカバーしており、欧米で充電形態の規格争いがニュースになることはないー、流れている時間の早さの違いを実感させられる。