大野威研究室ブログ

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中国、2兆円規模のあらたな減税を発表

2018年10月22日 | 日記

 2018年10月20日(土)、中国政府は来年1月1日からあらたな減税(所得控除)を実施すると発表した。

 ロイターなどによると減税のおもな内容は次のとおり。

(1)住宅ローンの利子支払いについて月1千元(1.65万円:1元=16.5円)まで、家賃の支払いについて月800-1200元(1.3万円-2万円)まで所得控除を認める<所得税の計算のもととなる所得から除くことができる>。

(2)子供の教育費について年1.2万元(20万円)まで所得控除を認める。

(3)医療費について年6万元(100万円)まで所得控除を認める。

 ロイターは、これにより可処分所得が1160億元(2兆円)増加するとする野村の分析を紹介している。

 中国政府はこの10月から別の所得税減税も実施しており、ロイターは、来年1年間の減税規模はGDPの1%(約13兆円)に達するとする分析も紹介している。

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