朝日新聞(2019/2/8)は、東証一部上場企業の純利益(2019年3月期決算)が前年比でマイナス(減益)になる見通しだと伝えた。
これに対しつい最近まで、アメリカ企業は、ペースは落ちるものの2019年も増益が続くと考えられていたが、この見通しが変わりつつある。
ウォールストリートジャーナル(2019/2/7)によれば、これまでにS&P500に属する約30社(ネットフリックスやデルタ航空など)が2019年第1四半期の純利益の予想を発表。
その予想値は、市場予想を下回る前年比1.9%のマイナス(減益)となった。
WSJによれば、2018年9月の時点では、今四半期の純利益は前年比7%の増加(増益)と予想されていた。
減益となれば、2016年第2四半期以来となる。
ただWSJは、企業は慎重な予想を出しがちで、2018年第4四半期には景気減速が意識されはじめたにもかかわらず70%の企業が予想を上回る純利益を出しているとも記している。
2019年4月からはじまる2019年第1四半期決算に注目したい。
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