大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

フランスのマクロン大統領、最低賃金を8%引き上げ(時給1380円へ?)

2018年12月11日 | 日記

 私はこのブログとは別にホームページを開設しているが、今日の訪問者がふだんの10倍になっていて驚いた。

 調べるとほとんどは最低賃金の国際比較をしているページへの訪問であった。

 フランスのマクロン大統領が、黄色いベスト運動に折れるかたちで最低賃金を8%引き上げるとのニュースがあった影響であろう。

 ときどき、こういうことがおこる。

 ところで、フランスの現在の最低賃金は9.88ユーロ(1280円:1ユーロ=130円で計算)。

 今月のはじめには、フィリップ首相が最低賃金を1.8%引き上げ、10ユーロ(1300円)以上にすることを示唆したというニュースがあったが、今回の発表はそれを大幅に上回るものであった。

 ちなみにフランスでは週35時間労働が一般的(他のヨーロッパでも35時間労働が一般的になりつつある)。現在の1280円という最低賃金で週35時間はたらくと、1か月の賃金はおよそ19万5千円となる。これが来年1月1日(2月)から8%引き上げられることになる。

 正確な額がわかったらホームページにすぐに書き込むことにしたい。