欧米の主要メディアによれば、2018年8月10日(金)、カリフォルニア州裁判所の陪審員は、モンサントの農薬ラウンドアップなどに発がん性があることを認め、がんを発症した原告ジョンソン氏に2.89億ドル(約320億円:1ドル=110えん)の賠償を命じる判決を下した。
原告の弁護士は、モンサントがグリホサート(成分)やラウンドアップ(製品名)ががんをひきおこす可能性があることを何十年も前から知っていたことを示す内部文書があり、陪審員はそれをはじめて見たと述べている。
これに対し、モンサントはグリホサートに発がん性はなく、控訴するとの声明を発表した。
なお、2016年、モンサントはドイツのバイエルンに625億ドル(6.8兆円)で買収されている。
ラウンドアップは日本でも販売されており、私も実家の除草に使っている。実は最近もアマゾンで希釈用のラウンドアップを2本買ったばかりだ。
モンサントが控訴するということで、裁判はまだ最終決着していない。
そういう意味で本当に発がん性があるかどうかまだ決着していないのだが、私個人としてはもう同製品を使うことはないだろう。
気になるのは日本のメディアでの扱い。日本製品の場合、製品事故があっても通常メーカー名は出ない。明日のメディアでどう伝えられるか(あるいは伝えられないのか)気になるところである。