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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

1991 東海自然歩道 雨にずぶ濡れ 愛でよ富士山走破 回顧

 アウトドア雑誌「ビーパル」の特集に書かれていた、「東海自然歩道 走破」


富士山を愛でながらリュックにテントを入れて歩いてみます。


【東海自然歩道】

八王子と大阪・箕面を結ぶ1都8県2府に及ぶ全長1697.2kmの自然歩道です。

長距離自然歩道の第一号として誕生しました。


まだネットも普及していない時代、神保町の神田書店に行って「マップ」を買いそろえます。


前日に、荷物を準備して「ミレーの60ℓのリュック」に詰め込みます。


重たい物は上部に入れて、「パッキング」にこだわります。

重さは15㎏ぐらいになったでしょうか。


自宅を5時に出て、「東京駅」から「沼津駅」まで東海道線で走ります。

沼津駅から「富士駅」を経由して、「身延線」の「富士宮駅」に9時半到着。


富士宮駅から「白糸ノ滝」まではバスで移動します。


【白糸ノ滝】

富士山の雪解け水が、古富士火山層の境の絶壁から湧き出しています。

高さ20m・幅150mの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちています。

その姿は白糸の名にふさわしく、いく筋もの絹糸をさらしています。


 

「白糸の滝」から歩いて、「田貫湖」に向かいます。

途中、「小田急花鳥山脈」があったような。


初日の一泊目の場所は、「田貫湖キャンプ場」

「田貫湖(たぬきこ)」の全長は4㎞の人造湖で、雄大な富士山を望めます。


到着して「ソロテント」を張り

雲息も怪しいので、養生シートを張り食事スペースを作ります。

 

 

今日の夕食は

ククレカレーとごはん炊いて

ツナコーンサラダと、ゆうげ味噌汁

テーブル代わりには、板を持っていきました。

 



翌朝も早朝から雨がふってきました。


今日から「東海道自然歩道」のルートを使い、富士山と五胡を堪能します。


初日は、9時間のハードな行程です、休みながら行きましょ。


 

《田貫湖》~《麓》までの3時間30分の行程です。


ここは、「富士箱根伊豆国立公園」の「小田貫湿原(こだぬきしつげん)」


いくつもの池が混在している「富士養ます場」

富士山の湧き水が豊富なため

ニジマスの生産量は、日本で1・2位を誇ります。


牛がたわむれる眺望のいい「朝霧高原」を通過します。

本来なら目の前に富士山が見えるはずなのですが

雨はますます強くなり、雨雲に隠れています。

 


山の中に自然歩道があるので、かなり遠回りになります。

 

途中「東京農業大学 農学部 富士農場」の軒先で雨宿りをさせてもらい

あの時の、教授のご厚意に感謝。

 

《麓(ふもと)》~《本栖湖》までの5時間30分の行程がかかるし

雨も強くなってきたので、途中から車道に出てバスを利用して進みます。


今日の宿泊場所 「本栖湖キャンプ場」に到着。

服も靴もビショビショ、テントの中にランタンをともし乾かします。

 

夕食は、売店棟でビールとお茶買って、さば缶とラーメンで済ませます。 

 

もうくたくたです。疲れてしまったので、早めに寝ます。

 


 

やっと晴れてくれました。 

 

 

三日目は、《本栖湖CAMP場》~《紅葉台》~《河口湖》までの6時間の行程ですが


高台に登るので「紅葉台入口」までバスを利用し、そこから「紅陽台」まで歩きます。


ショートパンツを履き、気合い入れて、リュックは肩に食い込みます。

一歩一歩踏みしめます。


 

自然歩道の道すがらいたるところで目についた、私の好きな淡い青色の「つゆ草」

 


※琵琶湖地方につゆ草に似た「あおばな」というのがありますが


摘み取ったアオバナは絞って青色の液体にし、和紙へ染みこませ、天日乾燥を繰り返し

「アオバナ紙」が作られます。


「これを再び水に戻すことによって," 友禅染 " の " 下絵用の染料 "になります。」


 

「紅陽台」から「三湖台」に到着しました。お姿を見せてくれました。

秋に来れば富士山を背景に「紅や赤、朱色」が目に飛び込んでくるのでしょうね。

 

《三湖台》から《天神山入口》に下山してバス通りにでます。

バス通りを《河口湖》まで歩きます。

 

富士山」と「つゆ草」と「西湖」と「河口湖」を見ながら自然歩道を満喫します。


今日は、キャンプ場を使わず、河口湖に浮かぶ「うの島」が見えるところで野宿します。



3日目の夕食は、残ったものをかたづけます。

途中で買ったビールとウイスキーで喉を潤します。


振り返るとでっかい富士山、時間がたつほどに夕日があたり赤く染まります。

 


 

翌朝は、雲がおりてきてまた見えなくなりました。


うの島の前で野宿》から《河口湖駅》までの60分を歩きます。

 

 

「河口湖駅」駅前で山梨名物の「ほうとう」と生ビールに舌つづみ

「東海道自然歩道」をあとにします。

 

 

残念なことは、あまり写真を撮らなかったことが悔やまれます。


今の高画質なカメラ、全天候機能で撮っていれば

いい旅行記ができたでしょうね。

 

" 雨にも負けず 初志貫徹 この日のことを思い出し 後悔しない人生を "

 

冬場はシーズン2回ぐらい、この年は苗場スキー場が定番

よく滑ったものです。

 



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