魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【「接道」と「接道道路」のお浚い】

2024-05-03 20:39:21 | 接道

 接道義務とは、建築基準法で定められた道路と敷地に関する規定のことです。具体的には、敷地に建物を建てる場合に必要な条件を指します。接道義務を満たしていない土地は原則として再建築不可となり、せっかく相続や購入で土地を手に入れても、家を建てることができません1。

 接道義務の原則は、建築基準法第43条により、敷地が道路に2メートル以上接していなければならないと定めています。奥まった路地上の土地でも、道路に面する通路の間口が2メートル以上あることが求められます。接道義務を満たしていない土地にすでに建物がある場合は、増築や再建築は禁止されています1。

 ただし、接道義務には例外もあります。無接道の土地でも建物を建て替えることを可能にする例外があり、接道義務の例外を建築基準法の「43条ただし書許可」といいます。例外が認められる前提として、建築基準法上の道路とすることが現時点では難しいこと、建替え時に道路状空間が4メートルになるまで建物を後退させる、2階以下の専用住宅にする、通路に接するすべての権利者の同意を得る、敷地の周囲に広い空き地を有するなどの基準に適合する、農道など、港湾道路など私道に面している、交通安全防火衛生上支障がない特定行政庁の許可が必要建築審査会の同意が必要などがあります。

 接道義務は、地域の人々が暮らしやすいだけではなく、安心して生活できるように法律で定められている重要な規定です。



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