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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
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まさかなお相手とまさかな展開『世界一初恋 ~横澤隆史の場合~』

2012-01-18 | 読了本review

本日はルビーで

藤崎都さん『世界一初恋 ~横澤隆史の場合~』
 ずっと好きだった親友に振られてた夜、やけになって酒を煽った
 丸川書店営業部所属の受様。ふと我に返ると知らないホテルで
 なぜか少年漫画誌のカリスマ編集長に押し倒されていて?!

漫画家中村さんとコラボな人気作である『世界一初恋』で
攻様に失恋した友人と『純情ロマンチカ』のカリスマ編集長の恋物語です

受様は既刊コミックスでは
とってもぶっきらぼうで強面な男でしたが
見た目とのギャップに萌えられる方にはけっこうツボぽい

受様は丸川書店営業部で
コミックスの販促活動を担当をしています。

大柄で人相が悪いとうあくの強さは
仕事の役には立っても人当たりは良くないて
長年の近くで見つめてきた友人に失恋した夜、
自棄酒に走ってしまうのですよ

夕刻から降り出した雨がなかなか止まず
受様は杯を重ねていつの間にやら潰れてしまい・・・

目覚めたのは覚えのない
ビジネスホテル風のベットの上でなんと全裸

しかも
シャワーの音から最悪の事態を想像しますが
何食わぬ顔で風呂から出てきたのは
受様の務める丸川書店の看板漫画雑誌
ジャプンの編集長だったのです

彼が今回の攻様になりますね

知り合いが相手だった受様は崩壊寸前なのに

攻様は飄々とした様子で
受様に失恋話で散々絡まれたと零した上に
自分はバイで受様のようにプライドの高い奴を
屈服させるのが好きと言うのです

カッときた受様は攻様を押し倒そうとしますが
関節技をかけられて受様の方が押し倒される事に

しかも受様の1月分酒代相当を立替ていた攻様は
貸しの代価として受様に下僕宣言を下すのですよ。

弱みを握られた受様には反論は許されず
翌朝も飲みにつれだされてしまった上に
飲み代代わりに唇を奪われてしまうのです

こんな2人の間で実る恋など有るのでしょうか

受様のお相手の攻様は
バリバリの少年漫画雑誌編集長でヒットメーカー。

家庭では一人娘を大事にしているパパさんですが
家庭人としてはダメパパさんらしく
その分しっかり者に育った娘はすっごく可愛い

最初は攻様に脅されるように始まった関係でしたが
受様もいつしか二人と過ごす時間を
楽しみにするようになって行って・・・

少しづつ二人が親密になっていくので
失恋の痛手を払拭するのは新しい恋っという
鉄板設定も嫌みなくスパイス的な効きを発揮していて
とっても良かったです

作者も後書きでも方っていますが
藤崎作品では受様のようなタイプって
完璧「攻様」タイプなのでいつもの藤崎作品とは
ちっょと感じが違いました。

まぁ攻様に言わせると
受様も受様の初恋相手もネコぽっいらしいですが
攻様は爪を隠した猛獣タイプなので
彼の意見は参考にはならないですよね

更なる続編希望でっす

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人を形づくるのは『シャイターンの花嫁 偽りの巫女姫と影の王子』

2012-01-17 | 読了本review

本日もラノベです

栗原ちひろさん『シャイターンの花嫁 偽りの巫女姫と影の王子』
 敬愛する巫女姫を殺され、一族を滅ぼされ復讐を誓う侍女アイシャは精霊の助けで
 剣を鍛え、魔法で絶世の美姫に変化して仇と思しき王子マハールの元に辿り着く。
 ところが歴戦の軍人にも気に入られ戦士として仕えることになってしまい?!

魔力に長け精霊王との契約で栄える一族で
族長に認知されない庶子だったアイシャは
侍女として引き立ててくれた異母姉である
一族の巫女姫を敬愛してました。

しかし四年前のある日
宮殿に忍び込んだ黒衣の少年によって巫女姫は亡くなり
死を覚悟したアイシャでしたが
精霊王に仕える水の精霊と取引をして
血がにじむような修業の果てに自分を鍛えあげます。

そして四年後、
黒衣の少年の兼帯にあった文様から敵と見定めた
黒のシャイターンと呼ばれる王子ハマールに近づくため、
魔法の力を借りて絶世の美姫に化け
見事彼の花嫁の座につくのですが

アイシャの剣の腕を見染めた
王子軍の副官の軍人カファスにも気に入られてしまい
ひとり二役を演じる事になってしまいます。

果たして
アイシャは巫女姫の敵を獲れるのか

アイリスの栗原さんの新作は
アラビアンな世界を舞台にした冒険ファンタジーです

庶子として切り捨てられていた自分を
侍女として引き立ててくれた姫を殺され
一族を滅ぼされたアイシャの復讐劇なのですが

王子に近付く為に魔法で姫に化けているのに
アイシャ自身を口説いてくる副官のために
アイシャは二重生活を強いられることになるのです

それに加えて
アイシャを餌として気に入って助ける精霊が
助けているのか邪魔しているのか判らない
妙なチャチャを入れてきて
アイシャの宮殿生活は正に波乱万丈

その上
魔法使いでもある王の第二夫人は
王子の廃嫡を画策していているのですが
この第二夫人にも大きな秘密があって

王子が第二夫人の野望を砕いて
アイシャの手をとるエンディングまで
怒涛の展開でドキドキがとまらず面白かった

復讐のためとはいえ
味噌っかすな侍女が剣の腕を鍛え
1人で敵地に乗り込むのがスゴイな。

そんな芯の部分の強さが
自分の運命と一族の未来を悲劇で終わらせず
新たな道を開いく事になってて

単なる敵討ちだけに終わらなかったのも
読了感を良くしていましたね。

本作はフェア店(アニメイトかWonder Goo)購入で
特典ペーパーがもらえます。

残念ながら当地ではメイトさんしかなくて
種類を選べませんでした
Wonder Gooのはどんな内容だったのか
とっても気になります

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神と人が近い世界『廃王国の六使徒』

2012-01-16 | 読了本review

本日はラノベです

栗原ちひろさん『廃王国の六使徒』 
 世界中の呪いが集まる百塔街。絶世の美貌を誇る青年アレシュは、父の
 遺産の魔香水を操りながら、ただ美と恋を謳歌する日々を送っていた。
 ある日百塔街を浄化しようとする司教が着任する事になり・・・

昔々、魔法で栄えた国が呪いを受けた結果
世界中の呪術師や魔女達の住処となり
教会から敵視される程に歪んだ街となります。

そんな奇怪な街に
とんでもない美貌と父の遺産を受け継いた
アレシュという青年がいました。

アレシュの父は天才的な調香師でしたが
アレシュ自身にはその才は引継がれず
父の遺産の魔香水を操りながら、
ただ美と恋を謳歌する日々を送っていました。

ところがある日、
アレシュは葬儀屋から死体を強奪した
犯人として疑われた為に犯人探しに乗り出します。

街に出たアレシュは
奇跡を起こし続ける神の寵児である新任司教と出会い
彼がこの事件に関わっていると確信します。

しかも新司祭が着任した目的は
人々を改心させてこの街を浄化する事だと知り、

アレシュは街を守るため
魔界から来たメイドと愛玩中毒の魔女とで
「深淵の使徒」を結成して司祭に挑みます。

街を救った「6人」の深淵の使徒と同様、
現世の「5人」は街を救う事が出来るのか

栗原さんのf-Clan文庫の新作は
ゴシックの香り漂うサスペンスアクションファンタジー

イラストがTHZORES柴本さんだったので
オペラシリーズみたいかなとワクワクと手にした1作。

キャラの会話が
意図した駆引きめいたノリの良さとか
天然な外しを狙った外しとか
場の緩急の付け方が上手いですね。

全体的に暗いイメージなのに
テンポよく読めて世界に惹きこまれす

美貌以外才の無いと自覚しながら
奇跡を大盤振る舞いする司祭に戦いを挑むアレシュですが
司祭の側にも彼を見逃せない訳があったのです。

特殊な才があるとはいえ人である使徒達は
かなり苦しい戦いを強いられるのですが

司祭と使徒との戦いに決着が見えたと思った後にも
更なる戦いや意外な黒幕が登場して

「あとがき」の文字を見るまで
本当に最後までハラハラ続きで油断できず
とっても楽しく読ませて頂きました。

アレシュは元々は
体力的にも内面的にも強い人ではありません。

彼が自覚している弱さこそが
街を守る為にと集った仲間達に
ほおっておけないと思わせた理由でしたが

弱さを知っているからこそ
強くありたいと思い強靭な心を育てていき
神の寵児にも対する事が出来たのかな

神の存在が
人にとって必ずしも正義じゃ無いというのも
面白かったです

コレだけでもキレイに完結しているお話ですが
仲間達もとっても個性的な面々でしたので
できたら続刊も期待したいです。

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全プレ小冊子を申し込み♪

2012-01-16 | 全員サービス

本日は全プレ本を申し込みました

リンクス9周年記念プレシャスBOOK

小説リンクスの恒例全プレ

雑誌表紙イラストに
作家さんが小説を書くのですが
ショートショートなのでココで終わり

そんなもったいないってお話が多数

雑誌の巻頭特集だと
長編になったりしているのですが
コレもなってるのあるのかな

自分が好きな作家さんじゃないと
そこまでチェックできないな

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雑誌懸賞にてGET♪

2012-01-15 | 抽選プレゼント

本日、ポストに発送人の無い封筒を発見

深月ハルカさん『人魚ひめ』

どこから来たのかちょっと不安でしたけど
小説雑誌の懸賞品でした。

発表号を買っていたのでチェックしましたが
5名のうち2人は記載で「他3人」でしたので
「発送をもって発表」な人でした

もってなかったのでゆっくり読みます。

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あれから10ケ月・大震災311日目

2012-01-14 | 地震関連

大震災から10ケ月が過ぎました

本日は正月送りの『どんと祭』の日。

どんと祭とは1月14日の夜、
神社境内で持ち寄られた門松・注連縄・松飾り等を
日没の頃焚き上げて焼納する正月送りの行事です。

例年、本日はいつもとっても寒いので
私はここ数年「御神火」にあたって
一年間無病息災・家内安全の加護を得てはいませんけど
コレが終わるとお正月も終わりって感じます

10ケ月が過ぎても
気象庁の地震情報HPをみると
毎日どこかしらが揺れています。

当地でも今週12日、
会議室でお昼を食べている時に
携帯がブルルルンと震え「緊急地震速報」が

直後に揺れが始まり
すわ部屋のドアを開けてTVをNHKに

幸いにも会社のある地区は震度3で
夕方にもちょっと揺れましたけど
なんとなく帰宅するまで落ち着きませんでしたね。

そして今日は
地元局作成の震災関係番組が放映されました。

あと2ケ月であの震災から1年を迎えます。

宮城の中心地・仙台市は広く
行政を担う役所のある地区は
仙台平野の中程の位置する為
ほぼ震災前の活気を取り戻しています。

しかし、
津波被害の大きかった沿岸部や
石巻市や女川町、南三陸町は
瓦礫や半壊の建物がなくなって更地になり
何も無い土地が広がっていて
大震災の傷を癒せない人達が多くいます。

私達に何ができるのか。
何をしなければならないのか。
1人1人ができる事から一歩づつです

復興支援サポートサイト
『日本生協連復興支援ポータルサイト/くらし・地域・産地の復興応援便り』
http://shinsai.jccu.coop/shien/

『震災被災者へピンポイントの物資支援/アゲマス』
http://agemasu.jp/

『義援金・募金・寄付できるサイトまとめ・東日本大地震』
http://matome.naver.jp/odai/2129989217646489401

本日のランキング・ 7474位 / 1672767ブログ

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通販品が到着です♪

2012-01-13 | 全員サービス

本日は通販予約品が到着です

如月静さん『恋になるまで』
鳩村衣杏さん『あなたは僕のマスコット』
中原一也さん『探偵は危険を運ぶ』
小説リンクス2012年2月号

特典目当てだったので

発刊記念書き下ろしペーパー
 初版鋏み込み特典ペーパー
 本編の後日談を収録

通販特典書き下ろしペーパー
 コミコミスタジオ特典の書き下ろしペーパー
 本編の後日談を収録

本日はラノベの発売日だったのですが
コレが届く予定だったので早く帰らなくちゃいけなくて
本屋さんチェックは出来なかった

当地は明日は天気が悪いだし
週末読む本は沢山届いたので
また来週にしようかな

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雑誌懸賞にてGET♪

2012-01-12 | 抽選プレゼント

久しぶりに雑誌懸賞に当たりました

オリジナル図書カード
 カラー口絵イラスト図書カード

100名様なので
私の名前が載る可能性は限りなーく低いですが
発表号は買ってないのでブツはボカシにしますね

薄い封筒だったので
もしかしてあけましたら当たりでした

ホントは使えばよいのでしょうが
カード類って勿体なくて使えない。
本末転倒

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特典を求めて♪

2012-01-12 | 全員サービス

本日はダリアをget

高将にぐんさん『放課後カタオモイ』

特典ペーパー有りです

発刊記念かき下ろしペーパー
 本編の後日談を収録した特典ペーパー
 コミックス&小説のリレーコラボ

当地で特典が付くのが
メイトさん以外は1店舗だけだったので
終業後に急いでメイトさんに

今日発売だったから良かったけど
これで明日の発売だったら走り損でしたね

作家さん2人が
友達同士ということでリレーコラボっていう
珍しいお話になっています。

とっても可愛かったです

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強気な姿勢が大切なのです『最後に好きと言ってやる』

2012-01-11 | 読了本review

本日はもえぎです

火崎勇さん『最後に好きと言ってやる』
 トップモデルの攻様はマネージャーとの諍いが絶えない。ある時、自分のファンだと言う
 受様と知り合い、ほんの気まぐれからマネージャーに採用する事に。彼は外見から予想
 できない位の有能さを発揮、攻様はすっかり受様の存在に馴染むのだが・・・

マネージャーが続かない一匹狼のモデルと
臨時マネージャーとなる攻様の熱烈なファンのお話です

攻様は高一の時に
街頭で撮られた写真をきっかけに
今の事務所にスカウトされ、モデルの仕事を始めます。

そして十年、
攻様はモデル以外に役者もするようになりますが
一人でのモデル仕事が長かった攻様には
つけられたマネージャーを八人も辞めさせていました。

そんな時に出会ったのが攻様のファンだと言う受様です

受様は攻様の熱烈なファンで
攻様の自宅マンションまで押し掛けるほどでしたが
おしつけがましく無くてとっても好青年

休職中だという受様に
とりあえずは次が見つかるまでという事で
臨時マネージャーにと思いつきます。

あまり期待していなかった攻様ですが
受様は料理上手でファッションセンスも抜群、
攻様のファンだと言うのに浮ついたところがなく

必要以上に偶像視せずに
適確な賛辞をいつでも与えてくれた上

攻様を敵視して言いがかりをつけた役者には
理路整然と叱責する様な気概もあるという
とても有能なマネージャーだったのです

受様が付いてからの攻様は
真面目になったと社長の受けもよく

いつしか攻様は受様の前で
いつでも「カッコイイ」存在でありたいと
思うようになって行くのです

そんな時、
攻様にアメリカのトップブランドの
モデルオーディションの話が舞い込みます。

受様がとても乗り気で
攻様も真摯にオーディションに望むのですが

攻様が思っていた以上に
候補者達の牽制と威嚇が無言の圧力になって
攻様に圧し掛かるオーディションとなりました。

それまで攻様を称えた受様の言葉までが
攻様のプレッシャーとなり・・・

そのイライラを抑えきれなくなった攻様は
酒に逃げた挙句に苛立ちを受様にぶつけてしまい
言ってはならない言葉を受様に放ちます。

二度と顔を見せるな

その結果受様は
攻様の前から姿を消してしまい

高卒でもモデルの世界に飛び込んだ攻様が
受様と出会いで漠然としていた自身の未来を
見つめ直すお話になります

攻様は自分のファンだとは言いながら
自分の思うモノと違うと否定する人物を
見慣れてきた攻様にとって

受様は攻様を輝かせるものが
見た目だけではなく中身なのだと認めてくれた
希有な人だったのですね。

何をしても攻様を立ててくれて
憧れを失わない受様に期待され続けたら
期待にこたえたいと思うのは
自然な成り行きというモノです

オーディションでのプレッシャーで
一度は受様を押し倒しちゃう攻様ですが
落ち込んだ後はしっかり這い上がって
仕事も受様もしっかりモノにしちゃうのが
コキミ良くてとっても面白く読めました

ちょっとヒネタ所がある攻様ですが
受様は天然なまでにポジティブシンキングなので
攻様がいつまでも受様の憧れでいたいと思い続ければ
最強なカップリングだと思いますよ
本日のランキング・9310位/1671732ブログ

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通販予約本が到着です

2012-01-10 | 全員サービス

本日は通販予約本が到着です

四ノ宮慶さん『裸のシェイクスピア』
草川かおりさん『ワイルドフラワー』

ビプリは特典ペーパー有りです

発刊記念書き下ろしペーパー
 応援書店特典書き下ろしペーパー
 本編の後日談を収録

週末は読む本がなかったので
早速読んじゃいますよ

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自分のために願う事『十の願い』

2012-01-09 | 読了本review

本日はクロスです

火崎勇さん『十の願い』
 老いた養母と小さな煙草屋を営む受様は、毎日店を訪れる攻様に
 密かな恋心を抱いていた。攻様との他愛のない話をするだけで幸せ
 だった。しかしある夜、攻様から突然の土地買収を告げられ?!

受様の店の常連客で土地開発会社社長と
義母とたばこ屋を営む青年の年の差ラブ

受様は実の両親は捨てられた為
希望や期待を持つ事もなくただ日々を過ごしていましたが
息子夫婦と孫娘を失ったという老夫婦との出会いが
小さな希望を与えてくれます。

義父は願い事は叶わないことが多いが
どんな人だって一生のうちに十個は必ず叶うよと
受様に願いを書くノートを贈ります。

受様は
高校入試で初めての願いを書いて以来
色々な願いを書いてきました。

叶ったものも叶わなかったもモノも有り

大学を出た受様は一度は就職しましたが
義父がなくなってからは
病持ちの義母とタバコ屋を営んでいます。

そんな受様の最近の楽しみは
ある一人の男性客の来店でした。

背が高くスーツの似合い
颯爽としていて押しの強そうなその人こそ
今回の攻様になります

実は攻様は土地開発会社の社長で
近隣の土地とともに受様宅は
彼の会社の買収計画に含まれていたのです。

買収の話を聞いた義母は
家を手放す事を嫌い話は進みませんでしたが
受様の義母が急死した事で事態は一変、

残された受様は願い事を記してきたノートに
初めて自分のためだけの望みを書き込みます。

攻様と一緒にくらしたい、彼の側にいたい

果たして受様の願いは叶うのでしょうか

実の両親に望まれなかった事から
自分から何かを望む事をしてこなかった受様が
初めて自分から欲しいと望んだ恋のお話になります

最初は土地の買収目的で通っていた攻様ですが
受様との時間はささやかな癒しであり
義母と二人きりの静かな生活を送っていた受様には
日々の生活に彩りを添えてくれる一時でした。

受様の義母の死で土地を手放した受様は
代りの条件として攻様宅への同居を望み
攻様は受様を自社での仕事を与えます。

このあたりで既にそこはかとな~く
攻様の好意の質が見えおります

しかし
大人な攻様が
肉親の死で気落ちした受様に迫る事は無く
万事控えめな受様が
自分の気持ちを攻様に伝える事も無く

攻様の結婚話が出た事で
受様は彼から離れる決意をした事で
二人の間には立たなくていいはずの大波が

ハッピーエンドがお約束なのですが
受様なりの理由があっても
すれ違ったままに身体を繋げ
離れていく選択をした時にはハラハラでしたが

何事にも控えめながらも
出来る事に真摯に真面目な受様が
幸せを掴めてホント良かったです

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求められていたモノは『さよなら優しい男』

2012-01-08 | 読了本review

新春は火崎さんから

火崎勇さん『さよなら優しい男』
 表向き不動産会社を営むヤクザな攻様は、訪れたホテルでおとなしいが
 凛とした受様に一目惚れする。彼のペースで付合いをしていたが、ある
 物件を巡って抗争相手が受様を弁護士として連れてきて?!

ヤクザの実態を隠す不動産会社社長と
彼が一目惚れした弁護士のお話です

攻様は五年前に今後の事を考えて
ヤクザを解散し不動産会社を立ち上げますが
会社の組織も構成員も変わらずで
地上げ屋もどきなお仕事がメインでした。

攻様が新たに手を付けたのが
駅近ながらも老朽化したビジネスホテルで
抵当権もなく売り急いでいるという好物件。

何かが引っ掛かりながらも手を付けた攻様ですが
この一件が受様との関係を大きく変える事になります。

そもそも攻様が本作の受様に出会ったのは
部下の結婚式の行われたホテルです。

箔付け出た為途中退席した攻様は
完全に好みの顔の受様を見かけねのですが

なんと攻様とめがあった受様は
驚きに目を見開き一筋の涙を零したのです

その瞬間、
受様に運命を感じた攻様は
強引ながらも今までにない紳士さで
受様にお付合いを承諾させたのです。

お互いの素性も知らないまま故に
受様との時間を楽しんでいた攻様ですが

件のホテルに飲食店が残存し
攻様の会社ともめる事になり

相手方が立てた弁護士が受様だった事から
攻様は今後の付合いを断られてしまうのです

怒った攻様はホテルの所有者として
猶予と引き換えに強引に受様を奪うのですが
それでも受様を諦めきれません。

果たして攻様の恋は成就するのか
ホテルの案件はどちらに軍配が上がるのか

ヤクザでもある攻様は
SMやスカトロが趣味という程俺様で傲慢なのですが
自分を一目で魅了した受様のために
彼の望む誠実で真摯な男を演じます。

しかし
受様の素性を知らずにいた事で
受様の地雷を踏んで別れを切り出された事から
優しい男でいる事を捨てて
本来の俺様思考で突き進むって展開なので

ホテルを巡っての対立関係の決着と
攻様の恋の折り合いがドコでつくのか
二人がまとまるまでハラハラ&ドキドキで面白かったです

火崎作品はヤクザの攻様が良く登場しますが
受様の根性が半端なくあり過ぎ

本作も優しい男をやめた攻様の
強引ささえ嬉しい受様なので相性はバッチリでしょう。

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決めました♪

2012-01-07 | 小説

本日は新刊が沢山出ていましたが・・・

渡海奈穂さん『恋でクラクラ』

でも書店特典が欲しいので
店頭買いは泣く泣く1冊だけにして、
特典付き3冊は通販で頼みました。

でも土日は休みだし
来週発売の本も入れたので
手に出来るのは来週末か

地方って悲しい・・・

ビプリのHPはいつ更新されるのでしょう・・・
本日のランキング・8751位1670311ブログ

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今日も何も無く・・・そして悩みは続く

2012-01-06 | 小説

本日もまた無収穫です

本日はメイトさんに寄って帰ってきたのですが
ビプリもルナも明日のようで何もなかったです

そして未だにビプリのHPは更新されていない・・・

なので通販予約もできない

明日はもうビプリが出るのですが、
更新されなかったらどうしてくれよう

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