真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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隠された真実の重み『SIZE』

2010-03-19 | 読了本review
本日はプラチナの新刊で

結城瑛朱さん『SIZE』
 日替わりでセフレと会う日々を送っていた大学生の受様。偶然自分を
 捨てた元恋人の攻様と再会しますが、攻様は悪びれる事も無く以前と
 変わらぬ優しさと温もりで受様に接してきます。戸惑う受様ですが?!

受様の元家庭教師でネットカフェのオーナーと
初恋に敗れて以来多くのセフレと過す大学生の再会ラブ

受様は中学生の時に
家庭教師で雇われた大学生と恋仲になりますが、
親バレして受様は彼と引き離されます。

その後、
全寮制の高校に入れられた受様は
彼の迎えを信じて寮生活を送りますが
彼からは手紙もメールも届かず、
受様は自分が捨てられたのだと気づきます

高校を卒業して東京の大学に進学した受様は
清らかだった高校生活を覆すように
狂ったように男を求めるようになり、
今では五人のセフレと日替わりで付合う
自堕落な生活を送っています

受様が忘れたくても忘れられなかった
件の相手こそ今回の攻様なのですが
二人は大学近くにあるネットカフェで偶然の再会を果たします。

五年ぶりに再会に滑稽な程に固まった受様に対して
攻様は再会を喜ぶような顔で笑っていて…

優しげな声も意志の強そうな眼差しも
何一つ変わらないかのような攻様に
受様は冷静を装う事さえ難しくなった受様は
彼を強引に押し倒してしまいます。

その日は攻様の寝ている間に
逃げ帰った受様でしたが、
また会いたいという攻様に対して
二度と会いたくないとは言えませんでした。

その結果、
受様は攻様を六人目のセフレにするのですが、
今でも受様を思っていた攻様は我慢できなくなって

未成年に手を出した負い目から
受様への気持ちを抑えて過ごしていた攻様と
幼い故の一途さで自分の事しか考えられずに
攻様を責めて過ごしてきた受様。

お互いにお互いしかいないと思っていながらも
なかなか素直に気持ちを伝える事が出来ずに、
かなりの遠回りをしています。

最後にはまとまる事はお約束なので
最後までどこでまとまるのかとハラハラしでしたが、
内面描写過多なお話が嫌いな方には
ちょっとウズウズするお話かもしれません

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