真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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込められた思いの向かう先『恋をお届けにきました』

2011-08-22 | 読了本review

本日はプリズムで

藍生有さん『恋をお届けにきました』
 攻様はピザの宅配バイトをする勤労大学生。店のお得意様であり
 立派な日本家屋に住む受様に名前きっかけに話しかけられて以来
 親しくなります。ところが配達で訪れたある日、彼が倒れていて?!

仕送りを受けずバイトを掛持ちする苦学生と
攻様のバイト先のピザ屋の得意客である小説家のお話になります

現在大学三年の攻様は実家にいる四人の弟妹のため
仕送りも貰わずにバイト三昧な毎日です。

ピザ屋の配達バイトで週5回、
朝まで営業するバーで週3は楽では有りませんが
友人に恵まれた攻様は多忙でも楽しい日々を送っていました。

そんな攻様の本日のピザ配達は
得意様である大きな日本家屋の一軒家にすむ男性客で
いつもぼさぼさな和装姿で覇気が有りません
しかし彼こそ今回の受様なのです

いつも無言でぴったりの代金を差し出す受様ですが
先週からフルネームに変わった名札に目を止めたらしく
話しかけてきてそのテンションの高さに
攻様はびっくりしてしまいます。

しかも次の日には
攻様指名でピザの注文があり

その上、
攻様がアパートの漏水事故で
引越しを余儀なくされると住込みバイトを
提案されるまでになります。

思いがけず始まった同居生活ですが
攻様にとってはとても楽しかったのですが

ミステリ作家だという受様は
不器用な上に天然で思ってもみない言動で
攻様を驚かします。

しかし徐々に
自分と同じ名前だという受様が好きな人が
気になりだして…

家事全般がこなせて世話焼き年下攻様と
お仕事以外はダメダメな天然受様のラブコメディです

何をやっても自分より上手くできる攻様に
受様は賞賛の言葉を惜しまずで

無邪気なまでに自分を受け入れてくれる受様に
惹かれて行くのは自然な展開ですよね

受様の友人である編集者や
攻様と同じ名前の男性の存在が
攻様の嫉妬に輪をかけていて
2人がまとまるまでとっても楽しく読めました

私的には藍生さんは
こういう普通なカプが好きなのですが
双子カプの方がツボってるみたいで残念


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