真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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日常に潜む些細な過ち『楢崎先生とまんじ君 2』

2010-08-09 | 読了本review
本日はシャレードの新刊です

椹野道流さん『楢崎先生とまんじ君 2』
 一目惚れの末、泣きながら押し倒させてもらったK医大病院の内科医宅に
 押しかけて強引に同居へと持ち込んでいた攻様。しかし恋人関係までには
 まだまだです。 そんな中攻様はバイト仲間の酒宴で羽目を外し過ぎ?!

本シリーズは受様の同居人で定食屋の健気なアルバイトと
医大付属病院消化器専門のクールな内科医カプの話です。

今回は二人の仲の一大転機となったお話を
後輩の耳鼻咽喉科医に話すという形で進みます

それは攻様が受様のマンションに転がり込んでから
八か月が経とうという秋の頃のお話です

当時の攻様は土木工事やガードマンの夜勤もしていて
受様も当直バイトが多く上、
合コンやデートで急に外泊する事も有り、
攻様はまだ攻様の心に深く入り込めていませんでした。

ある時、
攻様は受様に嫁でも彼女でもないのだから
友人達との付合いや合コンを自分を理由に控えるな
と言われて攻様はちょっとショックを受けます

しかし、
丁度バイト仲間の結婚祝いをする計画があり
折も良いと参加する事にするのですが、
攻様はその夜に大チョンボをやらかしてしまいます

攻様はあまりお酒が得意ではないので
朝までには帰るつもりでいたのですが
宴会で泥酔して無断外泊した上、

バイト先でも二日酔いの抜けない攻様は
マスター夫妻の怪我の遠因になってしまい
たいへんな一日を過ごしてしまいます

しかも携帯を無くした攻様は
それらの事情を受様に告げられなかった為に
自棄を起こした受様に冷たくされた事から
マンションから逃げ出してしまうのです

攻様はこのまま受様に見捨てられてしまうのか

今では仲良く暮らす二人にも
色々な事があったのねというお話です

今回いったん始まった災厄は
雪だるま式に転がっていくのですが
最悪な流れを二人の仲のステップアップにまで
見事に繋げてられていて
最後までドキドキを楽しませて頂きました

みっともない自分をさらけ出すって
結構な勇気がいりますよね。

今回も聴き役の後輩カプも
ちょっとした悩みを解決するのですが
大切な人だからこそ自分を良く見せたい、
がっかりされたくないって思うモノですが
そういう弱みをさらしてこそ
人との繋がりって強くなるんだよって
後押しされてた感じがしました

私達も毎日り暮らしの中で
大切にしなければならないモノを
間違えないで生きていかないとです。

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