真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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見えない優しさに魅せられて『意地悪く愛してよ』

2010-08-23 | 読了本review
本時はルビーの新刊です

成宮ゆりさん『地悪く愛してよ』
 高校生の受様は借金を抱えながら骨董店を営む祖母を助けようとウリに
 手を出そうとしますが、店の得意客の攻様に見つかり邪魔されます。
 祖母のためだと開き直ると俺が買ってやると攻様に抱かれてしまって?!

今回は受様の祖母の店によく来る不動産会社社長と
暴力事件で退学になった過去をもつ高校生の年の差ラブです

受様は三ヶ月前に
友人の企んだリンチ事件がきっかけで前の学校を退学、
父は骨董店を営む父方の祖母に受様を預けます。

受様を優しく受入れてくれた祖母はかなりの借金があり
少しでも祖母の助けになるようにと
受様はカラオケ店でバイトをしていますが
高校生のみではたいした役には立ちません。

その貸主こそが今回の攻様になります

攻様の本業は不動産屋のはずですが、
祖母の店に来ては店の品物を
返済代わりと言っては持っていくので
受様は気が気では有りません。

そんなある日、
如何にもその筋という男達が
新たな借金の取り立てにやってきます。

またぞろ攻様の手したかと思った受様ですが
どうも祖父の囲碁仲間が貸主らしく

勢い余った受様は
援交しようと声をかけてきた男について
ラブホへと向かいかけたのですが
その場を攻様に見つかってしまいます

男に騙された事すら判らない受様に
呆れるばかりの攻様ですが、
キレた受様は代りのの金づるを紹介しろと迫ります。

しかし、
攻様が紹介したのは相手とは攻様自身で
受様の貞操と祖母の借金の行方は如何に

二人の恋と祖母の借金問題、
攻様の恋人らしき女性の存在に
骨董価値の高い祖母の思い出の着物等

いつもの事ながら
色々なアイテムが複雑に絡み合って進み
最後までどこが終着点かと思う程
飽きさせない展開は見事です

意地っ張りでなかなか素直になれない受様も
初めて故に天然な受様に切羽詰まる攻様も
とてもおもしろいかったですよ

最近、
気になる作家さんが多くて買う本が増え、
読むだけで忙しくてレビューを書く暇が無い

来週にはルビーの新刊が出るのに、
せめて新刊が出るまでに当月刊は書き終えたいです


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