政権支持率メモ

読売新聞 内閣支持５４％、不支持３５％…読売世論調査 2018年01月14日 22時14分

　同じ時期に行った政権支持率調査については「安倍内閣の支持率は５４％となり、前回の５３％からほぼ横ばい」、「不支持は３５％（前回３６％）」とあり、民主主義国家の安定政権として、わりと好ましい数字かと思われる。いや反対派はむかついてるだろうけど。

　読みどころのひとつは、支持率・不支持率は、同時に行われた調査の結果＝韓国の追加要求拒否の圧倒的支持と無関係であるっぽいアタリだろうか。韓国に対して断固たる態度を示したからと言って、別に内閣支持があがるわけでもない。内閣支持にまわるわけでもない。「それはそれ、これはこれ」。そんなふうな感情だと仮説可能ではないか。

日経新聞 安倍政権下の改憲反対54％　原発即時停止49％賛成　共同通信世論調査 2018/1/14 19:00

「安倍晋三首相の下での憲法改正に反対は54.8％で、2017年12月の前回調査から6.2ポイント増加」「賛成は33.0％」

　これだけだと『アベへの反対が増加している』と喜ぶ向きが居そうだが「内閣支持率は49.7％で、前回調査から2.5ポイント増加した。不支持率は36.6％」。政権自体は、そのパッケージ総体としては支持が厚いと見るべきだろう。

「首相（自民党総裁）が今年９月の総裁選で３選を果たして首相を続けてほしいは45.2％。続けてほしいと思わないは47.5％」

　…安定して運営できている点を評価する向きと、そろそろええやろ、という向きとが丁度拮抗している感。また、安倍だから支持／アベだからダメ、という固定層もあろう。

　…まずまずの妥協点として、いますこし続くのと違うかな、と判定するのが妥当だろうなあ。未だに支持率自体は高止まりだし、慰安婦合意追加要求に対する対応で点稼ぎできてるし、しかもそれは支持率に対して有意な影響がない＝政権維持にとって非本質的要素の部分であるっぽい。あとで微調整しても、さほどの問題にならないっぽい（少なくとも、政権を揺るがす大問題にはなかなかなりそうにない）：

読売新聞 韓国の追加要求拒否、支持８３％…読売世論調査 2018年01月15日 08時44分

「読売新聞社は１２～１４日、全国世論調査を実施した」

「韓国政府からの追加要求には応じないとする日本政府の方針を「支持する」と答えた人は８３％に上った。「支持しない」は１１％」
「「支持する」は、内閣支持層で８８％、内閣不支持層でも８０％に上り、性別や年代を問わず高い割合」

　もはや”国民的支持”とでも言っていい水準の数字かと思う。鳩山政権極最初期みたいな支持率である。…反対派にとっては、鳩山政権みたいな直滑降を期待する以外にない状況ともいうかもしれない。

「文氏の方針に「納得できない」は８６％に上った。韓国を「信頼できない」と思う人は、「あまり」と「全く」を合わせて計７８％に達した」

　これも「猛烈な」とでも形容をつけていい水準か。共産国家の政権支持率かよオマエ、と突っ込みいれたくなるレベル。

　なお正論：

慰安婦問題そのものは解決しない。これは、過去の問題だから、中身によらず、原理的にできない。変えられるのは、認識と未来だけ。

— buvery (@buvery) 2018年1月15日