空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

目的は手段を正当化する…とは、上手い手ではないねえ…という話

2019-03-14 22:20:26 | ノート


 その結果、無差別死傷事件の犯人たる男への注意が逸れ、被害者の発生を20%ほど増してしまいました―なんてこともありえるね、と。単なる作文だが。

 ということは、上掲の例が成り立つのは、既に十二分な安全が確保されている状態で、時折さらなる注意喚起のためのシナリオを要するというくらいの役に立つ。まあ、まずは日本のように、概ね安全状態が確保されていればこそ有用性が認められなくはないということであって、一般的な有用性があるとは主張しがたい。

 例えば「人気のない個室部出入ロのカメラ監視を徹底し不審者の侵入を防止せよ」については、我々は実際の例を知る位置にある。

K-pop sex scandalで引退連発(2019-03-13)」に引用した例だが、韓国であまりにも(女子用)公衆トイレ等に隠しカメラを仕掛けて排泄行為・着替えを盗撮するのが流行しすぎた結果、警備員さんが毎日トイレを改めるという手間が係るようになったという。

 …対症療法として一定の有用性はあるにせよ、なんというか、その人的コストはもっとほかにも使いようがあったのではないかと思わんこともない、という。




 善を追求すべきだという大前提からすれば



 ということになる。
 まあその、怪我の功名という言葉もあることで、結果が経過を正当化することはあろうが―目的でもって手段を正当化するのを積極的に認容するのは避けたほうが宜しい。極論、ありとあらゆるデマ(等)を許容することになるし。

 というのは、最近の例では例えば



 とあったりした。こういうのに対して



 こういう突込みがある。「東京新聞の記者に対する”自制”の要求は認められない! という、報道の自由・言論の自由への高らかな主張をする14歳」にじっくり耳を傾けるべきだと言うなら、当然、「現状の世界の情勢では、止むを得ず、核武装による平和維持は実効性があるといわざるを得ない―と主張する15歳」とかも十分に耳を傾けるべきであると言うことになる。

 そうはしてませんよね?と言われているわけだ。

 …というか今回の場合、じっと話をきいてみたらむちゃくちゃ高年齢臭ただようアレで、『うんわかった、その中2少女が実在するのは信じるが、どこまで親が書いた?』と聞かれているのに、『疑うなんてひどい! 私、中2少女は実在します!』という斜め下反論かまされて、そこじゃねえんだお前らの業界はいっつもそれだ、と言われているわけではないか。
















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