朝日新聞 自由・小沢氏「棄権票加われば圧倒的勝利で政権交代」 2018年7月16日14時31分
「(15日の小泉純一郎元首相の講演後、小泉氏と)久しぶりだからメシ食おうちゅうことで、飲みながら食事をした。何としても原発ゼロを成し遂げたいという思いを強く感じた。野党が一つになって、原発ゼロ一本で勝負すれば必ず勝てるんだがなと話していた。私もまさに野党が一体となって戦えば必ず勝てるという思いでおりました。野党がきちっと足並みをそろえる、そのときの大きな柱は原発ゼロであることは間違いのないことだろう」
「2009年の民主党(が政権交代を実現した)選挙の時には70%の投票率ですよ。その後はずっと50%。20%の人が棄権している。2千万票だ。このうちの6~7割は野党へ投票する人たちだと見て間違いない。ですから、その票が加われば圧倒的な野党の勝利であり、政権交代になる」
作文の上ではそのとおりかと思われる。
20%の棄権者が2千万なら、概算1億人の投票者がいることになる。2千万人の(大目に見て)7割というなら1400万人。残余の600万人は自民党勢力に投票するとしよう。
ならば、いま投票している5千万の配分比率はどうだというのだろう。どうすれば「圧倒的な野党の勝利」になるだろう。
式は概算で(5000万-X)+600万>X+1400万、こんなXは2100万だろうか。
現実的には無茶ではない―が、問題は、1) 立憲民主・共産・社民・国民民主支持層(総計約15%、これを「反自民層」と読み変えてみる)は一般に忠誠心厚く、相当部分は既に現状で投票に行っているのではないかという疑い、従って1.1) その実数は1500万人規模かと想像されるものの、2) これ以上の支持を「無党派層」から確保するには、「他に期待できる人や政党がないから」(約7割)安倍政権が続いてんじゃねえの?という層、裏を返せば現在の野党を頼むに足らずと見てもいる層の大多数の支持を得て、かつ投票行動へと行動を促す必要がある―。
関連:「政権支持率チェック(2018/07)(2018-07-16)」
朝日新聞 世論調査―質問と回答〈7月14、15日実施〉 2018年7月15日22時19分
関連:「支持率・投票行動をパーセンテージで見てみると(2018-06-22)」
…非常に困難だというのは、最近の経験から明らかと見える。
野党は、主たる支持層=高年齢層の支持を確保しようとすると、若年層の支持確保に失敗する恐れが高い。というか、若年層の支持を得ようと奨学金問題を扱うことがあったようだが、それは主たる支持層に訴えない(基本的には子育てが終わってしまった層のはずだ)。
…小沢先生の言葉は、支持者向けのリップサービス状態ではなかろうか。小沢氏であれば気付いていないはずはない、はずで…。
全力をあげて最後のリソースに手をつける寸前まできて、ようやくいい勝負になっているという程度ではなかろうか。新潟の件はそう見える。
しかし主要客層にアピールすると言う限り、合理的な手法であり続けるだろう。
「(15日の小泉純一郎元首相の講演後、小泉氏と)久しぶりだからメシ食おうちゅうことで、飲みながら食事をした。何としても原発ゼロを成し遂げたいという思いを強く感じた。野党が一つになって、原発ゼロ一本で勝負すれば必ず勝てるんだがなと話していた。私もまさに野党が一体となって戦えば必ず勝てるという思いでおりました。野党がきちっと足並みをそろえる、そのときの大きな柱は原発ゼロであることは間違いのないことだろう」
「2009年の民主党(が政権交代を実現した)選挙の時には70%の投票率ですよ。その後はずっと50%。20%の人が棄権している。2千万票だ。このうちの6~7割は野党へ投票する人たちだと見て間違いない。ですから、その票が加われば圧倒的な野党の勝利であり、政権交代になる」
作文の上ではそのとおりかと思われる。
20%の棄権者が2千万なら、概算1億人の投票者がいることになる。2千万人の(大目に見て)7割というなら1400万人。残余の600万人は自民党勢力に投票するとしよう。
ならば、いま投票している5千万の配分比率はどうだというのだろう。どうすれば「圧倒的な野党の勝利」になるだろう。
式は概算で(5000万-X)+600万>X+1400万、こんなXは2100万だろうか。
現実的には無茶ではない―が、問題は、1) 立憲民主・共産・社民・国民民主支持層(総計約15%、これを「反自民層」と読み変えてみる)は一般に忠誠心厚く、相当部分は既に現状で投票に行っているのではないかという疑い、従って1.1) その実数は1500万人規模かと想像されるものの、2) これ以上の支持を「無党派層」から確保するには、「他に期待できる人や政党がないから」(約7割)安倍政権が続いてんじゃねえの?という層、裏を返せば現在の野党を頼むに足らずと見てもいる層の大多数の支持を得て、かつ投票行動へと行動を促す必要がある―。
関連:「政権支持率チェック(2018/07)(2018-07-16)」
朝日新聞 世論調査―質問と回答〈7月14、15日実施〉 2018年7月15日22時19分
関連:「支持率・投票行動をパーセンテージで見てみると(2018-06-22)」
…非常に困難だというのは、最近の経験から明らかと見える。
野党は、主たる支持層=高年齢層の支持を確保しようとすると、若年層の支持確保に失敗する恐れが高い。というか、若年層の支持を得ようと奨学金問題を扱うことがあったようだが、それは主たる支持層に訴えない(基本的には子育てが終わってしまった層のはずだ)。
…小沢先生の言葉は、支持者向けのリップサービス状態ではなかろうか。小沢氏であれば気付いていないはずはない、はずで…。
どうして内閣支持率が下がらず、野党支持率が伸びないのか、野党はもっと真剣に考えたほうがいいと思います。陰謀論みたいなのは時間の無駄。野党には「支持政党なし層」からの支持をもぎ取ろうという真剣味が感じられない。ありていに言えば、もっとまじめにやってくれ、ということです
— kikumaco(7/16ベアーズ8/10中野 (@kikumaco) 2018年7月14日
10年前に「支持政党なし層」からの支持を得た方法を繰り返しているだけです。地方首長選挙で接戦になっている事から「実際の総選挙では逆転できる」と考えているのでしょう。
— 轟天。 (@gouten_drill) 2018年7月14日
全力をあげて最後のリソースに手をつける寸前まできて、ようやくいい勝負になっているという程度ではなかろうか。新潟の件はそう見える。
モリカケは安倍首相の長期間1強で慢心によるチョンボですから、高齢者層の反権力、安倍嫌いクラスター以外にはもう刺さらなくなってきているのに、モリカケ!と言う以外に存在感を示せない野党の情けなさも後押ししてる... #NewsPicks https://t.co/x55miUDpw8
— 氏家夏彦 (@natsu30) 2018年7月9日
しかし主要客層にアピールすると言う限り、合理的な手法であり続けるだろう。
『我々は、こんなすばらしいこだわり玉子を売り出しているのに、これに目を向けない消費者は気が狂っている』
と言う具合に。