空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ダルフール:アラビアゴムを巡って衝突

2013-06-03 19:48:15 | Newsメモ
 スーダン,ダルフール地方で,アラビアゴム(の採れるアカシアの生育地)を巡って衝突が相次いでいると。

BBC Sudan clashes over gum arabic in Darfur 31 May 2013

 60名以上が死亡しているという。
 アラビアゴムは,食品添加物にも糊にも使える便利な物質。以前,スーダンはmonopoly状態だったとか。主たる輸出品目だったそうだが,(国内の資源に不足が出てか,)最近ではチャドにも入り込んでいるともいう。

 具体的な名前が挙げられているところでは―南スーダンでは,Gemir集団がBeni-Halba集団を,この300年から自分たちが占有していた地域を奪おうとしていると非難しており―木曜,Katilaなる地域では64名の死者が発生したという。

 騎馬・銃で,あるいは四輪車をも使って闘争した模様。

 こうした武装は―ハルツーム政権が2003年以来,提供してきたもの(が少なくとも一部を占めるの)だが,最近はアラブ相互で―資源争奪戦で―たたき合うのに使われているわけだ。


 …まこと,道具は道具である。


 なおアラビアゴムは,コカコーラ社だって買い付けるものなのだ!という。

 ところで,奪い合う資源のより収益の上がるのは金であろう。これについては,二つの集団が衝突し500名ほどが死亡する事件が北ダルフール,1-2月にあったとのこと。

【学習項目】【講義資料候補】


 あと,メモ:

泳ぐやる夫シアター やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その1

 以下続く。
 面白いですね。

泳ぐやる夫シアター やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その3

 ここのコメント欄に「白人さんの方も、アフリカの貧乏国によく残ったもんだ。
愛着があったのか?本国に帰っても良い職に就けなかったのか?


 というのがあるけど,愛着はあろうねえ。
 私だって,手元に来た仕事―本来は私のものになるはずのなかった仕事―が,わりとモノになりそうで。これを見捨てるのもただ投げだすのも,面白くない。

 これをうまくとりまわしてみようか,私ならできるだろう!とか思えば,結構楽しいかと。

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