空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

トルクメニスタンが改憲するってさ

2008-09-29 23:41:34 | Newsメモ
BBC Turkmenistan takes reformist step  26 September 2008

 あの「存在自体がネタ」の国だったトルクメニスタンが憲法改定。複数政党制および市場経済を導入する意向…西洋諸国とよりつよいつながりを求めるサインである。

 2500名の部族長・議員らかならなる人民会議が可決。これは廃止され,12月に選挙で議会議員が選出される予定。これは2年前の,あのトルクメンバシ,ニヤゾフ閣下の死亡以来,最大の変化ということになりますか。

 やりたい放題だったニヤゾフさん。『僕の書いた本は憲法以上の存在だからよろしくね♪ 学校の教科書にも採用だよっ』とか,『公共の場所での喫煙禁止。僕だって肺ガンで喫煙禁止されたんだからっ』『僕を記念して月の名前を変えてみよう! あ,僕の日も制定してみるね』。まぁこんな具合。噴水の中央には,太陽の運行に合わせて回る,マントを翻す永世大統領の黄金像。ここまで分かりやすい独裁者はなかなか居ない。

 幸いなことに一応輸出する資源はあったりしたお陰で,某独裁国家ほどアレではなさそうな印象…というか,所詮日本から見て遙か彼方の国だし,ことさら危ない兵器(弾道弾とか)は持とうとしてないし,安全保障上考慮する意味がほぼない国だし。

 独裁者といっても,伝えられる限り,やってることは非常に子供じみてて可愛らしく思えないこともないし。…いや,デモが起きた後,メディアを招待したものの順路は決められてて『入ってはいけない,いやもとい順路に入ってはいない路地』があったりとかしたおぼろげな記憶はありますが。

 ま,たとえ表面上ではあれ,袋を変えれば中の酒の味も変っていこうというものかと。まー気楽にそう思っておきますよ。
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