空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

左派の理論家がきちんと仕事をすべきところである

2018-08-24 21:07:21 | Newsメモ




 左派の理論家がきちんと仕事をすべきところである。



 ともかく当時の日本は朝鮮半島より経済的に先進地域であり、これが朝鮮半島を支配して自分たちの都合にあうように「改造」した結果、先進的な制度・機械などなどによって1) 省力化がなされ、2) 次第に人口もふえ、余剰人口が発生。これが宗主国都市部に(主として下層)賃金労働者として流入し、経済発展の一助となった―というのがものっそい教科書的な理解だと思うが。

 だから、経済的な植民地化により、「広義の強制」が働いた―というのが大衆動員係の左派理論家の理論で、これを広めるのが大衆を動員するという任務に対しての合理性なのは明らかなのだ。ただ、その理論をそのままの歴史的事実として信じるのは、理論家としてはあまりに単純化の度合いがひどすぎる。複雑な現実を知った上、その時々に応じて適切にひとびとを味方として動員する知恵が必要とされる…ので、ものっそい勉強してもらう必要があるのだが―

 ―最近は、左派のごっつい人が数少ないような…。



 しかしまあ、昔は、気合の入った左翼学者・知識人が自分の足で山野に分け入り、所謂資本主義の矛盾を地元民とともに暴きだしていた時期もあったわけで。
 …そーゆー、ど気合の入ったひとらの遺産を食い潰す人生だったんですねー、とか思うと、まあいまの左翼に対する点数付けは厳しくなるなあ…。

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