空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

業界話:アクティブ・ラーニング雑感

2019-09-20 00:07:07 | Weblog
 まずは






「これ,誰でもできると思うんですけど,あなた専門だからやってくれますか」というパワーフレーズを繰り出して全く恥じない人が爆誕してた。

 やってることにするための小知恵はつくんですが、真面目にやろうとするとえらい大変。
 なお昨日、学生が私のところにやってきて、既に試験は終了したにも関わらず、「今後の勉強のために」自分が欠席していた回のハンドアウトをくれ、と言ってきた。おそらく、講義自体はアクティブラーニング的ではないが、結果としてはアクティブラーニング的であったと評価可能だろう。私は私を誇ろうと思う。



 その専門家・主唱者のひとりという触れ込みのひとの講演を聞いたことがあるが、それこそ某タックル大出身だそうで、母校ではマスプロ授業しか受けたことがなく、アメリカの大学に行ったらあまりに母校と違うのでショックをうけて…ということだった。

 旧帝大とかだと個人授業がわりと当たり前だったりしませんかねとか思ったが、それはそれで個別の体験かなとも思われる。私は学部生時代から教授と一対一とかあったが。



 そういう経験がないひとがアクティブ・ラーニングって言い始め、乗っかってきたんですよ…。



 しかしうちだと、研究できる教員自体が少なく、アクティブラーニング試行教員に(以下検閲)
 しかしわが師はフンボルト流でというひとであったが、世間様ではどうだったのだろう。



 …私は「底上げが重要」との見解である。




 そんなにも自習扱いのコマがあるのか(驚愕)





 ああ、これは「先進的な授業」なんですよ(棒読み)。そんなふうにやれないのか、と「上」から降ってきますね、そんな話。

 可能な限り広い範囲で―恐らくはできれば全国一律の授業を放送で流し、自発的に勉強する素晴らしい学生たちはそれをもとにアクティブラーニングを展開して素晴らしく育っていく、という青写真。
 そうできれば、現場の先生の人件費はけずれるし、手も空く。
 みんなハッピーじゃん?という、そんな話。



 なお私は、闘争の方法は教える模様。
 思想は、根本的にはガチオールド左翼タイプなのである。
 …だからまあ、最近目覚めて表層的な話題につぎつぎ乗ってただ政権罵倒を繰り返すだけの水準の者を非常にうざく思うのでもある。別にねえ、そんなこと、わざわざ面前で演説されなくても、朝日新聞でも赤旗でもなんでも見れば、それで済むんでねえ。
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