空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-09-27)中国の小学生襲撃事件とか

2014-09-27 16:02:17 | Weblog
BBC Xinjiang unrest: China raises death toll to 50 26 September 2014

 中国、新疆ウイグル地域。国営放送がいうところの「深刻なテロリストの攻撃serious terrorist attack」がおきて50名ほど死亡。今週はじめごろ、国営メディアはLuntaiというところで事故があり、2名死亡と伝えたという。ところが木曜日には40名ほどの「暴徒rioters」と民間人6名、警官4名が死亡したと伝えた。いずれにしても詳しい情報は与えない。

 ―まあ、自爆テロだったという情報は伝えるのであるが。activistsのほうとしては、ラマダン取締りに対する抗議活動をしていた民衆に警察が銃撃したとするそうだが。

 ここ最近、Xinjiangでの暴力騒擾のレベルがあがっている。
 …おちついて欲しいですけどね。


BBC Four children killed in China school stabbing 26 September 2014

 中国南部Guangxi Zhuang 。下校時に56才の男性がナイフで児童をさしまくり、4名死亡という。
 このごろ、この手の事件が多々あって難。動機は概ね、犯人の八つ当たりやなんかで説明されるが、なんであれ連発気味なのは痛ましい。

 というか今月初めにもあったよ:

BBC Three children killed in China school stabbing 1 September 2014

 中部のHubei。小学校に対する攻撃。自分の娘が、夏休みの宿題ができていないことを理由に新学期の授業から排除されたことを怒ったものと説明がある。

 ほか、関連記事として挙げられているものの例:

BBC Man sentenced to death over China school stabbings 8 April 2010
BBC China executes killer of eight school children 28 April 2010

 ガールフレンドに振られちゃって、怒りを学童にたたきつけた模様。

BBC China school knife attack in Henan injures 22 children 14 December 2012

BBC North Korean leader Kim Jong-un 'has illness' 26 September 2014

 国営放送が所謂北朝鮮の指導者をほめるにあたって、不自由な体にも関わらず人民のために戦う指導者さんカッコいい!ってやったというお話。

 ここは上品に、『ああ、彼は乗馬が趣味だし、ちょっと休暇とって遊んだらコケたか骨折か』くらいで済ますのがよいか。姿をあらわさないのは、単に休暇である、とか。
 しかし、まーあれでは痛風にもなるわな。


BBC Flight MH370: New search images reveal seabed details 26 September 2014 By Richard Westcott

 例の海に消えたマレーシア機の探索の過程で、しっかりした海底地図ができたという。


BBC Taliban seize strategic Afghan district in Ghazni province 26 September 2014

 タリバンがGhazni州のとある重要地区(Ajrestan)を奪取。政府側と通じているとみなされた人々(女性を含む)を15名ほど斬首したりで、ざっと70名ほどを殺害したとか。


 以下、日本語記事:

NHK クローズアップ現代 これは日本の話です 2014年09月24日 (水)
NHK クローズアップ現代 おなかいっぱい食べたい
~緊急調査・子どもの貧困~
 2014年9月25日(木)放送

 正直、ここまで手を広げると大変心情的にきついし手も回らない恐れが高まるのだが、担当科目が増える恐れもあるし職務上チェックする必要もまああるし。




読売新聞 「晩婚化、健康な子が産まれない」と市長が答弁 2014年09月24日 09時32分

上田市長は11日に行われた一般質問のなかで、市の人口減対策に関する質問に対し、晩婚化について「きわめて若い精子、卵子はDNAに傷がついていない。そういう若い精子と卵子から産まれた子供は非常に健康な子になっている」と述べる一方、「晩婚化と(出産が)遅いほどDNAの傷から、なかなか健康な子供が産まれてこない」「こういう夫婦間、あるいは男女間の問題にも触れながら進めるべき」と答弁した
22日の議会運営委員会と全員協議会で「晩婚や高齢出産の女性への配慮を欠く」として、答弁の取り消しを求める勧告を決定

 元発言は男女お構いなしに晩婚・高年齢でのリスクに言及している。男女平等。
 読売新聞は一応男女双方についての問題だという観点は含んでいる。
 これに対して発言する人は男女双方に配慮すべきということになる。もちろん、自分が女性だから女性問題について敏感だ、というのはアリだが。しかしその場合、はっきりと、拾うべき論点を落としている。


毎日新聞 NATO:ウクライナ加盟は「空約束」、前事務総長明かす 2014年09月21日 13時00分

北大西洋条約機構(NATO)のデホープスヘッフェル前事務総長が毎日新聞のインタビューに応じ、「ウクライナとグルジアを将来NATOに加盟させる」と決めた2008年のNATO首脳会議の合意について、「絶対に実現不可能だ」と述べた

 当時ブッシュ米大統領が協力に求めたが、サルコジ・メルケルが(現実的に)難色を示した由。宣言は結局、単に妥協の産物であって―

前事務総長はブカレスト宣言採択当時、「ウクライナとグルジアの加盟に一片の疑いもない」と記者会見などで説明していたが、ロシアに対する欧米の結束をアピールする狙いがあったとみられる。だが、実際には加盟の実現性はないと当時から判断していた
前事務総長は「正直に言えば、ウクライナは常にロシアの影響圏と西側の影響圏の緩衝国であり続ける。地政学的な現実は否定できない」とし「(NATOは)ウクライナのために戦争はしない。加盟問題を再検討するのは賢明でも知的でもない」とウクライナを突き放した

 ということはポーランドは救われたわけですね(まだ微妙)。

 こういう風に質の高い記事を書いてくれれば、その新聞を取りたくなるというもの。朝刊だけなら3000円くらい。新書4冊分と思えば…わざわざ買いに行ってハズレ掴んだときの気持ちを思えば、なるほど配送料込みで3000円、悪くない。



 少なくとも、上掲毎日新聞記事によればブッシュ時代には、『あのそれまずいっス』と言ってくれる友達はいたわけだ。

 …そりゃあ、天然ガス(発電用等々)を売ってくれるところと、そんなにけんかの種を作りたくはなかろう。
 で、グルジアもウクライナもアレになっちゃったわけですが。






つ 「ナチス・ドイツの焚書

 他意はない。

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