なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

ブリキのオモチャ(2個)

2009年11月03日 | おもちゃの病院
 ブリキで出来た舟

ブリキの舟のなかに小さい器があり、その中のロウを燃やすことにより水の上を「ポンポン」と音を出しながら進むオモチャです。

分解してみました。

舟の中には二本の細長いパイプと炎で加熱させる部分が有ります。
加熱される部分は薄い金属で覆われていて押すと「ペコペコ」音がします。
其処に二本のパイプは取り付けられていて、反対側が舟の後ろから突き出るようになっています。

薄い金属で覆われた部分の空気が熱で膨張し、空気が二本のパイプから吐き出され、その力で前進し。その時の膨らみなどで音が出るようです。

古いので差し込んである所がみなグラグラになっていて空気漏れしています。

熱に強い接着剤が無く、またパイプがアルミの為半田付けも出来ないので残念ながら治せませんでした。

昔の電池を使わないオモチャ、動くところを見てみたかったです。



 ゼンマイで動くブリキの車

昔のオモチャなので比較的しっかりした太いゼンマイです。それが芯の近くで折れていました。

ギャー部分をバラシ、ゼンマイを短くした状態で組み直すことにしました。

芯の所に入れる部分の鋼を伸ばしてライターで加熱し鋼を軟らかくしようとしましたが、ライターでは熱不足で赤くなるまで加熱できませんでした。

鋼をペンチで強く曲げるとポキンと折れてしまいました。
そこで、緩めに曲げて(元々の折れたものと同じくらいの曲がり具合でした)芯のところに巻きつけました。

ギャー部分を組み直して注油し元に戻しました。

昔の物なので、ネジなどは一個も使ってなく金属の一部が出っ張った爪になり、その爪を曲げて押さえるようになっています。

ゼンマイを巻いて見るとしっかりと巻けました。そして巻き戻しもスムーズに最後まで戻っていきました。

走らせると直ぐに90度左に曲がり、又直ぐに90度左に曲がりました。
ゼンマイを巻く平たい取っ手が上下に大きく出来ています。その取っ手が下に来ると左側の車輪を持ち上げてしまいます。

一応真っ直ぐ走る方が良いのではないかという事で、取っ手を曲げて下に付かなくしました。

ゼンマイは少し短くなったのですが一応気持ちよく真っ直ぐ走るようになりました。

でも、鋼の焼き戻し、焼入れが上手く出来なかったので少し気になっています。






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