なんでも直そう・・・自分なりのエコを目指します。

ボランティアでおもちゃの修理そして自宅の電気製品などの故障にチャレンジ中です。其の他のことも気が向いたら書いてます。

おもちゃの病院での修理

2010年11月23日 | おもちゃの病院
今回のおもちゃの病院、出張先の公民館にお客さんが沢山来てくれました。

おもちゃドクターが沢山参加しているので、お客さんが大勢来てくれるととても嬉しいです。

修理は4セット取り組むことが出来ました。


  メロディースティック

40センチぐらいの如意棒みたいなものです。

操作用のボタンが沢山ついて、それらのボタンを押すとおしゃべりしたり、メロディーが流れたりします。

早口になってしまったとのことで、たぶんICの不良と思いましたが一応分解してみました。

電子回路を見るとICと増幅用のトランジスターなどの回路しかありません。

たぶんICが悪いとは思うのですが今ひとつ自信を持って断定が出来ません。

他のおもちゃドクターに相談してIC不良と確定しました。

残念ですが、ICの場合は部品が無いので直せませんでした。



  一組の携帯電話

全く音が出ないとのことで、良品とのペアーで預かりました。

電池を入れても音が出ないので、電池の端子を見ると黒く変色しています。

電池端子を磨き、電池を入れると音が出るようになりました。

アンテナを伸ばすともう一台との通話も出来、トランシーバー機能が付いている玩具でした。



  メロディーフレンド


30曲ぐらいのメロディーが選べて、それに合わせて歌うと採点されるというものです。

この故障はマイクの音が出ないということで預かりました。

持ち主の家の人が直そうと思ったのか、マイクのところのマイクカバーが外されていました。


本体とマイクの間の線をテスターで調べると導通があります。

コンデンサーマイクが悪いのかもしれません、しかし予備を持っていないので付け替えて試すことが出来ません。

念のためマイクを外して直接基板の方に短い線で半田付けしてみました。

するとマイクからの音声が拾えるようになりましたので、マイクを元のところに戻しました。


切れてないはずのマイクコードを、彼方此方に曲げたり引っ張ったり縮めたりすると音が断続します。

音が一番途切れやすいところを切って中の線を引っ張ると、一本の線ががスルスルと抜け出てきました。

矢張り線が切れていたのですね。

マイクコードが10cmほど短くなりましたが、元々長かったので我慢してもらうことにしました。


音量ボリュームが少し悪くなっていて音を小さく絞れません。

でも交換できるボリュームが無いし、実用上余り問題が無いのでそのままにしました。

一応、問題なく使えるようになりました。

 

 オルゴール


陶器で出来た、回転する動物のオルゴールです。

とてもメロディーが遅く、直ぐ止まり、とんでもない時に動き出す、とのことです。


中を見ようとしたらネジがありません。

裏蓋が強力な接着剤で固めてあります。

カッターナイフで少しづつこじ開けました。

ベニヤ板なので裏側がボロボロになりましたが、表面は何とか破れずに剥がすことが出来ました。


ゼンマイを巻いても、オルゴールのメロディーがとてもゆっくりです。

ガバナーという所の羽根がゆっくり、やっと、という感じで回っていました。


(部品名、詳しくないのでガバナーという名称は下記のサイトを参考にさせて戴きました。)

http://www.musical.jp/box/musicbox5/mb86.htm


羽根を支えている上下の部分に注油すると、見ている間に早く回転しだしました。

分解にはてこずりましたが、一瞬で直りました。

裏蓋をボンドで貼り付けて修理完了。


優雅に動物が回転しながら、軽快にメロディーが流れるようになりました。








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