定年退職者の目

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4300円の身分証明書

2006-10-17 08:18:39 | 町内ご近所
上段:投稿日 中段:カテゴリ 下段:サブテーマ ブログナンバー: 128
    
10月17日(火)
町内ご近所でおこる話し (43)
簡略すぎる運転免許更新講習会
 運転免許証更新のお知らせのハガキが届いた。自分のリアクションは次の3つである。
① 長い間車に乗っていない。もう免許証は廃棄しようかどうしよう。
② 指定日を見て,都合が悪い。日曜日の予約をしなくてはならない。
③ 写真をどこで撮ってもらおうか。以前に撮ったデジカメ写真を持っていこうか。
これらが最初のさっと読みの印象である。

 ①は学校や職場の身分証明書より信頼度が高いから継続することにして,もういちど文面を読むと,②と③が改善されている。これはサプライズである。②の指定日以外でウイークデーなら予約無しでいいと書いてある。③の写真は必要ありませんとボールドで書いてある。これまで写真をもって行っても,講習所で個人撮影する。どうして必要なのだろうと疑問視していた。公安委員会の中で改善案を具申できる立場に昇進されたのであろう。昇進おめでとうございます。といいたい。ところが郵政公社はお年玉年賀はがきの景品に50円の切手を未だにつけている。50円切手ばかりあまる。30円切手を買って80円として封書に使っている。一般の人が50円切手をどこへ使うのだろう。
 はがきには講習区分等に優良運転者講習(講習時間30分)と書いてあった。講習手数料と時間に差のある一般講習と違反講習の3つに分かれている。優良というのは過去5年以内に無事故無違反というが,つかまっていないだけの人もこの中に入る。講師の講習内容を聞きながら,これだけで運転者の心構えが向上するのだろうか。事故を起こさないポイントを目で見て,耳で聞く(写真)のであるが,心に訴えるものがない。「私はあのとき,横断歩道で歩行者の前を突き切ってしまった。どうして止まれなかったのだろう。歩行者をヒヤーとさせることが何回もあった。」こういう反省が沸いてこなくては講習会の意味はない。いわゆる腰掛の状態で聞き,講師は忙しそうに話される。もう少しで終わるよ。終了3分前になりました。こんな調子である。

 きょうは講習会に行くことをサラリーマンなら上司から認められて大ぴらに参加できる日なのだ。腰を据えて聞こうと心構えもできているはずである。3時間分のカリキュラムを組む必要がある。運転で出くわすあらゆる場面を提示して,このときの処置の仕方を考えさせる。このことは配布した冊子に書いてある。これをいかに消化させるかがこの講習会であり,警察の力量が発揮される場である。家に帰ってから読んでおきなさいというだけでは,ほとんど読まない。この時間を最大限に生かす姿勢が欠けている。規制緩和とか易きに流れる方だけは進捗するが,3時間の講習時間を生かすための計画に頭を使う人が警察にはいないのかといいたい。それに比べて放送局の番組編成の努力は頭が下がる。24時間の番組を作って放送されている。警察は各種あわせて5.5時間の番組しか作っていない。しかも毎日同じ番組であるから比較にならない。もっと国民の教育(指導ではない)に力を入れるべきではないか。


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10/17 (42ip)
2006-10-18 06:17:51
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