うれしい故障

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身の回りの小道具 (14)
12月2日(土)
起こったことをまず受け入れてみる
 ものが故障してうれしいひとはいない。大抵のものは使えないから,修理するか取替えるかしなくてはらない。取り替えると粗大ごみが発生して双方が困る。機械の故障で最も多い故障箇所はタイマー関係である。時間とかかわる作動のコントロールが難しいからだろう。タイマーが故障しても機械の一部であるからそのまま使用できるものがある。宅の電気洗濯機のタイマーが故障して,モーターの回転がとまらなくなった。止めるにはタイマーのメモリを手で0に戻すかコンセントを抜くかである。

 故障するような機械だから年式は古いけれども洗濯機としての機能は残っている。すすぎにタイマーを使うようになっているが,タイマーが壊れているので自分で回転を止めなくてはならない。しかし,タイマーが動いているときでも,水道の蛇口まで自動で止まるわけではない。モーターだけ止まって水だけはそのまま注がれっぱなしである。これは無駄であるというか,洗濯機の設計ミスというか,むだな機能である。こんなものはない方がいい。願ってもかなわない故障がおきて重宝している。
 7年前母親の介護と仕事に真っ最中であった頃,骨折入院していた母親の病院食に出た煮魚を私が食べたとたん骨がのどにひっかかった。通常はご飯を丸めて飲み込めば骨がとれていた今までと違って今度はどういうわけかいつまでものどにつかえている。日が経つにつれ骨ではなくのどのはれもののように感じられるようになった。最悪の場合を考え,たばこなど吸っていては治るものも治らない。このとき35年間の喫煙習慣を断ち切った。その後のどはさまざまな症状を起こし,6年半の歳月を苦しみながら,やっと2か月前くらいからのどのことを忘れられる快復を遂げた。

 身体もタバコの煙の影響と精神の困ぱいとで,悲鳴を上げたのであろう。のどの故障でタバコをやめることができた。この6年間は悲惨な思いをし続け,心が晴れたことはなかった。しかし,今の自分にとって,タバコを吸わない人間の部類にはいることはいいことである。タバコなしではいられなかったことを思うとものすごくいいことである。吸えない場所に拘束されているときは早く逃げ出したい。吸えない相手と会っているときは早くその場を離れたい。これがたばこのみの心理であると知って欲しい。これではいい仕事ができない。タバコを知らない経営者は知っておいてもらいたい。タバコを吸う従業員は常にイライラしながら仕事をしていると。
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