元気と山登り

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     故きを温めて新しきを知る (27)
12月5日(火)
晴耕雨読を実行する難しさ
 10年ぶりに
自分の足で山に登ってみた。町のはずれにある山だから,軽装で行ける。400m余の高さから見下ろす景色はテレビや本の写真で見た景色と同じである。この山にもう一度来たくなるかどうかは山の作りや道の作りで決まるが,今回は道を間違える失敗によって次回成功させようという気持ちにさせてくれた。

 自分たちの登ってきた後の方から,大きな音が,三田明さんの歌が聞こえてきた。近づいてくると,西郷輝彦さんの歌に変わった。おはようございますと言いながら追い抜いていった足早の女性がCDプレーヤーを持っていた。展望台で再び会ったが,一人だから恐怖心を緩和する為であると言っていた。
 頂上から反対側に降りてみた。これから昼食をとろうとしていた10人のグループがいた。山を愛好する人たちの一団がいたことが,今回自分たちが山に来たことに高い価値を与えてくれたような気がした。定年退職して暇をどう使うかが課題である私たちであるから,山登りは価値ある選択のひとつであることを証明してくれたとも言える。それくらい山と縁遠くなっていたのである。

 この山で出会ったりすれ違った人たちのほとんどが一人登山であり,60歳過ぎの人ばかりであった。皆元気である。元気を維持する方法は家に閉じこもらない,晴耕雨読という言葉で表現されるこの4字熟語を座右の銘とすることが必要になったように思う。晴読を続けてきて体調を崩している。薬で回避し,また晴読を繰り返している。この日の登山はこれからの自分のポリシーに影響を与えてくれた。
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