ナチュラリえんこの暮らし 

                                  

妊娠 出産のキセキ

2018-04-07 | マタニティライフ


3月24日 16時46分 2844g
無事に赤ちゃんが産まれました☆

20日の妊婦健診で
羊水が少ないと診断され、
23日に産院の方でもう一度健診。
やはり羊水過少ということで、
もう週数も十分だから
赤ちゃん出してあげましょう。
となり、そのまま入院となりました。
24日は朝8時半から
陣痛誘発剤を打つとの事。

陣痛誘発剤を使っても、
そのままハリが強くならずに
陣痛が来ない場合も多いらしく、
夕方まで様子を見て いいハリが来なければ
一旦外して また明日仕切り直しになるらしい。
2~3日かかる事は良くあって、
長い人だと1週間かかる人もいるらしい。

でもなぜか、私は今日産まれる!
と思ってた。。

誘発剤を打つ前の8時頃から
今まで感じた事の無い ハリと痛みを
10分おき位に感じ初めてた。
これって、陣痛!?って思ったケド、
でも、笑ってるうちは
それは陣痛じゃないと言われ…


その後予定通り 陣痛誘発剤を打ち、
どんどん痛みの間隔が狭まって…
「結構痛くて、規則的に来てる〜」
って言ったけど、
私はすぐにヘラヘラしてしまう所もあり、
「笑ってるうちは まだまだ〜。」
と ピシャっと言われてしまう…

お昼になり、お昼ご飯が運ばれてきた。
もうこの時には うずくまる位の痛みが
4分位の間隔で来てた。
ご飯をもぐもぐするのも、
時間をはかって 波がくる前には
飲み込める様に 時計を見ながら
なんとか食べる感じ。

食べ終わって 診察。
この時でたしか子宮口2~3cm。
「ママより赤ちゃんの方が やる気出してるよ!」
「まだどうなるか分からないけど、
旦那さん 呼んでもいいかもね」との事で、
ひきちゃんも早退してすぐ来てくれた。

その後の事は 所々しか覚えていない。
でもとにかく ひきちゃんは、
ずっと側に居てくれて フォローしてくれた。
同じ時間に、お隣でも
誘発剤で出産してる人が居て
進行がそちらの方が少し進んでいたから
助産師さんも先生も そっちに行ってしまって
私はひきちゃんと2人の時間も多かったらしい。

ずっとひきちゃんが、
私のいきみ逃がしを手伝ってくれて
おしりをテニスボールで押したり、
「吸って〜吐いて〜」と言ってくれたり、
お水を飲ませてくれたり、
私と一緒に戦ってくれていたらしい。

後でその時の事を 詳しく
ひきちゃんに聞いたけど、
赤ちゃんの出てくるパワーが凄かったらしい。
おしりを、ものすごい力で押しても、
中から赤ちゃんが押し返して来るくらい、
すごい力だったと…☆

でも、いきみ逃がしの時間が終わって、
お隣の出産もおわり、
助産師さんや先生達が来てくれて
「もう子宮口全開だからいきんでいいよ!」と
言われてからは、ほとんど痛みや苦しさは
感じなかった様に思う。
いきめるって、こんなに楽なんだ〜☆って
思ってたのを うっすら覚えてる。

そしてついに出産…
赤ちゃんが産まれて、
お腹の上に乗せられた時のあの、
不思議な感覚…
「え?え?えっ?」
「うわ〜っ!」
「だれの子?」
「コマメちゃん?」
みたいな感じ…(笑)

でも、
「産まれたよ!!よくがんばったな〜っ!!」
って、興奮気味に 涙声で言った
ひきちゃんの声は 忘れない…☆

その後、分娩台で隣に来た赤ちゃんと
並んで写真とか撮ってるんだけど、
それも覚えていない(笑)
しかも かなりの笑顔でピースしてた…(笑)


後日、その時の担当の助産師さんが
お部屋まで来てくれて、
「旦那さんがえらかった〜」
と言ってくれた。
怖じ気付いちゃう旦那さんも多いのに、
ちゃ〜んと寄り添って 、
一緒に頑張ってくれたから
私たちも お隣に行ってた時も
安心して任せられた〜って。
私は、ほとんど覚えていないって言ったら
すごくびっくりして、
あんなに落ち着いてたのに!?って…
すごく細かく 出産の経過を説明してくれた。
すごく上手だったし、
ちゃんと私が言った事も出来てたのよ〜!って。

でも、出産の痛みって、すごい物だから
そうやって忘れる様に出来てるらしい。
そしてまた 次の出産の時に「じゃった!!」
って思い出すらしい(笑)


そして、今日は
その出産からちょうど2週間…☆
あっという間の2週間でした。

入院生活は とにかく楽しくて楽しくて…
出産当日以外は ずっとひきちゃんも
泊まってくれて、2日目からは母子同室で
退院してからの為に 授乳をがんばった。

助産師さんは昼と夜で担当が変わり、
しかも毎日違う人達が 担当になる。
色〜んな人が居て、夜中でも何度も
見に来てくれて 授乳の仕方や
赤ちゃんの寝かしつけなど、
色んな事を教えてもらった。
それ以外にも、分からない事や不安な事も
たっくさんアドバイスしてもらって、
同じ質問をしても 助産師さんによって
違うアドバイスがあったりして
勉強になったし、
何しろ皆さんがとっても
優しくて、個性的で、面白かった♪
すごく気が合う人も居たし、
仲良くなった助産師さんも居た♪
退院の日は本当に寂しくて 、
涙が出ちゃったし、
もっと入院していたいと本気で思った。

退院の日は桜も満開で お天気もよく
風が心地よい日でした。
コマメちゃんと ひきちゃんと私。
初めて3人で病院の外に出て、
自分の車に乗り、お家へと見慣れた道を走る。
車の中には チャイルドシートに乗った
コマメちゃん。
「あぁ、私、本当に産んだんだ…」
現実の世界に戻って 、少しずつ
実感がわいてくる様な 感じだった。

そんなコマメちゃんを見てたら
涙がポロポロポロポロとめどなく出た…

「あぁ、神様はこんなに可愛い子を
私たちに授けて下さった…☆」

ただ、その キセキと ありがたさだけが
胸に込み上げてきて
すごく清らかな気持ちだった。

いろんな事を心配して、不安に思い、
大学病院の遺伝子カウンセリングにも
行ったりした。
妊娠性鼻炎で点鼻薬を使わざるを得なかった…

それでも、コマメちゃんは
ちゃんと元気に産まれてきてくれました☆

それだけで 本当に幸せ☆

そして、それと共に
日に日に小さくなっていくお腹に
すごく寂しく思う。
コマメちゃんと過ごした あの、
一心同体の日々。
今思えば、ものすごく幸せな時間だった。
妊娠中は「もう次は無いな…」と、
思って居たのに、今はまた
あの、不思議で幸せな時間を
もう一度味わいたいと 思っている自分に
びっくりする。

コマメちゃんが毎日、
私のお腹を蹴りまくっていた足が
今はここにある。
指が5本。ちゃんと1本1本に爪が付いてる。
関節があって あの時と同じ様に
今もガンガン動いてる。

妊娠 出産…
素晴らしい体験をさせてもらった☆
そのキセキに心から感謝したい☆☆

そして、妊娠 出産に際し
気づかってくれた人、
助けてくれた全ての人たちにも
心から感謝してる☆
私 1人ではとても乗り越えられなかった。

心から ありがとう…☆☆☆