光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館(2013.11.16)「何かが起こっている:1907-1945の軌跡」 #5

2013年12月29日 | アート 各分野

 シリーズ第8章「頭上の火の粉」と、10章「誰か故郷を思わざる」を紹介。 

 

 会場風景。

 

 

この絵、大本営発表をそのまま絵にしたようです。 空母1隻と艦型不詳1隻を撃沈と、実際は、攻撃した陸上攻撃機17機中、15機を失う大損害でした。
この絵では、米戦闘機が多数煙を出して、撃墜されているようですが実際は、逆でした。

 

 

隣にあった、「皇土防衛の軍民防空陣」は、2011年4月25日に掲載したものをコピーして貼り付けました。

 

 

 藤田嗣治の「戦争画制作の要点」
前段の文章に「‣・・・国民総決起の戦争完遂の士気昂揚に、粉骨砕身の努力をもって御奉公しなければならぬ。・・・」とあります。
藤田がパリで描いていた絵画の趣とは180度違う、彼の国家主義的な面が如実に出ています。

 

 

松本俊介は、藤田のような戦争画奨励の画壇に、背を向けた一人です。  時代にあらがう気持ちを、少年の姿に託したようにも見えますが 、そんなことよりもアートとして”ぶるっ”と来るものがあります。

 

 

 

次は、9章「復興帝都シンフォニー」と題した関東大震災後のビデオですが省略して、10章に行きます。

  

 

 

 

杉浦非水の三越の広告デザインは、第5章「地震の後で」でも紹介しましたが、さらに洗練されてきたように思います。

 

 

大阪のみならず、東京の三越の広告デザインも担当。  当時、三越は店舗拡大時期だったのだ。

   

 

時代を映す雑誌として、「婦人之友」が展示されていました。  表紙の制作画家は、当時は中堅の画家だったのでしょうが、今、眺めると豪華なこと。

 

 

 

 

 

 

 

少女のファッションも多彩でした。

 


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