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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2024.10.11) 舞楽面

2024年11月23日 | 博物館レビュー

トーハクシリーズ、今日、取り上げるのは舞楽面。

パッと見、可愛いようで、怖い感じも。

 

 

 

 

このコーナの解説です。

 

 

似たものとして、トーハクには、法隆寺宝物館で伎楽面を所蔵しています。 

過去のブログ 東京国立博物館 法隆寺宝物館 伎楽面 で紹介したとおり、

東大寺の大仏開眼で上演されたりしましたが、舞楽などに押され、衰退して

しまった。

【参考】面の外見上の違い

 伎楽面:後頭部まで頭全体を覆ってしまう大型の面(仮頭という)

 舞楽面:耳の周辺までほぼ頭の半分を覆う面(半仮頭という)

 能面・狂言面:顔の前面だけを覆う面(仮面という)

 

なお、過去ブログで舞楽面と衣装を採り上げたものは、こちら

東京国立博物館 舞楽面、衣装 (2011.1.9撮影)

 

 

 

 

 

いかりや長介に似ていると思った。

 

 

 

 

凝ったつくりの面で、迫力があります。

 

 

面としては、この”地久の面が、一番、気に入りました。

 

 

斜めから。 伎楽面もそうですが、胡国人(ペルシャ)の高い鼻が目につきます。

古くから宗教的儀式や舞踏、あるいは演劇などにおいて用いられてきた仮面。

仮面(舞踏)は、人間生命の、さまざまな側面が、表出したものだろうか、強さを感じる。


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2 コメント

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古面 (遅生)
2024-11-24 14:45:10
なかなか本物に接する機会がないです。きれいな写真で紹介していただいてありがたいです。
こういうのが本来の古面ですね。
おおらかな迫力は、以降の面では望めません。
私もいくつか面をもっていますが、ほとんどは詳細不明のとるに足らない物です。その中で、室町の蘭陵王面と江戸の行道面がかろうじて、古面の仲間入りができる物でしょうか。
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遅生さんへ (te-reo)
2024-11-24 16:27:29
おっしゃるとおりですね。 
西域から中国、朝鮮を経て日本に伝わった舞楽面、大陸のおおらかさを宿しているようで、迫力を感
じます。
ただ、古面ゆえか、トーハクでも展示は稀です。
蘭陵王も、今回は展示がなかったですが、トーハ
クの記録をみると、2017年に展示したようです。(面は、鎌倉時代・13~14世紀 和歌山・丹生
都比売神社伝来)
遅生さんのブログで、是非、古面を紹介してくだ
さい。 楽しみにしています。
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