光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

礒江毅展を見て

2011年08月05日 | アート 西洋画

磯江 毅(いそえ つよし、1954 - 2007)展に行ってきました。
7月17日(日)の暑い日でした。


礒江 毅はスペインに30年ほど滞在し、リアリズム絵画に打ち込んだ方で、残念ながら53歳で逝去された。
会場には80点ほどの作品が展示されていましたが、私がいいなと思ったのは、
このチケットに印刷されている「深い眠り」と


「新聞紙の上の裸婦」 ・・・新聞紙の記事まで読めるリアリズムぶり


 以上の2点は裸婦の作品で、実物をみると肌の体温まで感じられるような入魂の作品。  これは写真では表現できない領域と思いました。


静物の作品も素晴らしいものが多く、下の陶器の皿と葡萄の作品はしばらく、見入りました。
以前、紹介した長谷川潾二郎の作品と共通するもの’静謐、孤高’を感じました。 ただし、長谷川潾二郎はリアリズムではなく、絵にも平明さがありますが、礒江の静物には少し、複雑な思いにさせるなにかがあります。


 こちらは、練馬美術館の2階ロビーから窓辺を撮ったものです。  1階の展示室に「新聞紙の上の女」、2階に「深い眠り」、そして静物が展示されています。 

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