田川市石炭・歴史博物館のブログ

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田川のコト 第四回:田川郡①川崎町

2016年09月12日 | 日記

みなさん、こんにちは!

田川のコトを、少しでも多くの方々に知っていただこうというこのシリーズ。
第四回目以降は、田川市郡を構成する8市町村についてのお話。

今回は田川市のお隣、川崎町についてデス♪

第一回 第二回 第三回

彦山川と中元寺川という田川市を貫くふたつの河川のうち、中元寺川の上流に位置する川崎町ですが、北の境界線は田川後藤寺駅から直線距離でほんの500mほどしか離れておりませんでして、町の北部は旧後藤寺町と強い結びつきがありました。

田川市に本部のあった『三井田川鉱業所』ですが、一坑(後藤寺)、二坑(大藪)、三坑(伊田)の次、四坑は川崎町にあり、田川市の伊田と後藤寺が三井田川の双子の兄弟とすれば、川崎はイトコってな感じでしょうか??

さて、それでは川崎町についていくつかご紹介しまショー!

◆川崎町のゆるきゃらといえば「小梅ちゃん」。
モデルになったのは、戦後の歌謡・民謡界で活躍した川崎町出身の紅白出場歌手「赤坂小梅」さんデス♪
田川市が発祥の地である「炭坑節」はもちろん、福岡の「黒田節」や熊本の「おてもやん」など、各地で歌い継がれた民謡を多くレコードに吹き込みヒットさせた方デス。



◆川崎町の観光スポットといえば「魚楽園」。
「涙で描いた鼠」のオハナシで有名な雪舟作庭と伝えられる庭園で、国の名勝にも指定されています。
雪舟といえば、ほとんどの作品が国宝や重要文化財に指定されている、日本の水墨・山水画家の頂点ともえいるお坊さんデス。
応仁の乱の戦乱を避けて田河(現在の田川)に滞在していた雪舟が作庭したこの庭園は、晩秋の紅葉のシーズンが一番人気となっております。

◆川崎町でグルメといえば「ラピュタファーム」。
遠く県外からもファンが訪れる観光農園。ランチバイキングがとっても人気で川崎町の新しい観光スポットにもなっていマス。
その様々な取り組みは、2015年度には「食アメニティコンテスト農林水産省農村振興局長賞」と「県観光功労者表彰」をダブル受賞するほど評価されているんデス♪

◆川崎町の炭坑遺構
三井四坑はもちろん、それ以外にも沢山の中小炭坑がひしめいていた川崎町。
田川市のように近代化遺産としての保存・公開されているものはありませんが、町のアチコチに炭坑町の残り香が残っています。



川崎町立病院の近く、「上豊州炭鉱」のエンドレス施設跡トカ。



住宅地に突如、こんな風にホッパー(石炭ポケット)の跡などが出てきたりしマス。

ウォーキングやドライブなどで、そんな炭鉱時代の遺構を探してみたりするのも楽しいカモ!?

※私有地や危険な場所などにある場合もございますので、立ち入りや見学の際は、地域の方の迷惑にならないように注意されてくださいマセ。

と、今回は田川市のオトナリ「川崎町」についてご紹介させていただきました。

次回は、どこの町村になるのか!?

スタッフも行き当たりばったりなもので分かりませんが(汗)
ご期待は控えめでお待ちくださいませー。

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1 コメント

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温故知新 (中川哲)
2016-09-12 12:22:19
川崎町を語るなら、昭和35年9月20日未明の豊州炭鉱水没事故を忘れてはなりません。水没事故で犠牲となった67名の御霊を弔うため、慰霊碑が元坑口跡にあります。67名の亡骸は今現在も地中深く眠っています。黙祷

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