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言語聴覚士の独り言

19番目のカルテ

私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

この本は同僚の看護師が貸してくれました。

病院の診療科の種類は18種類(内科、眼科など)あります。

主人公は総合診療科(19番目)の医師です。

人の身体は臓器などある程度独立性はあります。

それに合わせて診療科目も専門的に分かれています。

しかし、身体と心が表裏一体のように、人はつながっていて活動的であり連続性があります。

症状に合わせた局所的な治療だけでは不十分な場合があります。

総合診療科は症状と合わせて問診を充分に行い、バックグラウンドも含めて治療や問題解決に繋げていきます。

内容は異なりますが、リハビリの世界と似ていると感じました。

サポートする方法を安全性や効率性など客観的な視点のみで選定するのではなく、

その人の性格や環境に合わせて選択していただきます。

知識が豊富なのは大前提ですが、気持ちを慮る経験や共感力、人間力あってこその知識です。

この本は短いチャプターで区切られているので読みやすいです。

また専門用語に解説もあるので分かりにくい事もありません。

医療従事者には勉強にもなります。

中学生の娘が読んでもおもしろいと言っていたのでお勧めです。
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