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言語聴覚士の独り言

習慣化の4段階

小学生2年生の娘が箸の持ち方の特訓をしています。

変な癖がついていて、苦戦しています。

習慣化には4つの段階があると言われています。

①無意識ー無能

これは気付いていなくて、できてない段階です。
箸の持ち方でいうと、持ち方が誤っている事に気づかず、直そうとも思ってない段階です。

②有意義ー無能

これは、やろうとしているのにできない段階です。
持ち方が誤っている事に気付いて直そうとするけど、できない段階です。

③有意義ー有能

これは、意識していれば、できている段階です。
正しい持ち方を意識していれば、綺麗な持ち方で箸が使える段階です。

④無意識ー有能

これは何も考えてなくても、できている段階です。
何も考えなくても綺麗な持ち方で食事ができている状態です。


辛いのは②、③です。

分かっているのに、できない。意識していないとできない。

この段階はしんどいですね。

だから習慣化することは難しいのです。

脳科学的には、“何指と何指で挟んで”のように言葉で記憶するのは側頭葉が担います。

箸の持ち方や自転車の乗り方など、習慣として身体で覚えた記憶は小脳が担当しています。

小脳での記憶は『手続き記憶』と言われ、最も忘れ難い記憶です。

この事を理解して、新しいことに挑戦したら、自分はどの段階だから辛いと、客観視でき、習慣化のプロセスだとわかれば頑張れます。

個人的には③の“有意義ー有能”の段階が一番美しいと思います。

努力して箸を丁寧に扱う。

努力して人に優しくする。

努力してランニングをする。

成長の為に努力している段階は応援したくなります。

娘は、今は②の有意義ー無能の段階です。

嫌にならないように見守ります😊
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