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言語聴覚士の独り言

夫婦の形

デイサービスで勤めていた時の話です。

あるご利用者(男性)を迎えに行くと、

奥さんが「明日は台風だから休ませてもらいます」と言われました。

私が「分かりました。」と返答すると、

奥さんは「死ぬならこの人と一緒がいいからね」と言われました。

台風でデイサービスに行かせるリスク回避で休ませるのではなく、

台風で危険な目に合うなら二人一緒がいいと言う考えでした。

「仲が言いですね!」と言うと

奥さんは「主人が病気をしてから可愛くて仕方がないんです」と。

「仕事で家にいなかった人だから」と。

病気がきっかけで夫婦の時間ができたのです。

ご主人さんは仕事で家を空ける時、愛情たっぷりで待っていてくれる奥さんの気持ちを分かっていたのでしょうか。

分かっていたから病気をしても献身的に介護してもらえるのでしょうか。

夫婦の形は夫婦にしか分かりませんが、

病気により夫婦関係が良くなる夫婦や

病気をしたご主人さんを介護することに

依存的になる奥さんをよく見かけます。

病気が本当の夫婦の形を顕在化させたのでしょうか。

元気な時から夫婦のコミュニケーションを大切にして、パートナーを大切にしたいですね。

病気をした後に生きていれば、冒頭の夫婦のように仲良く過ごすこともできるかもしれませんが、

死んでしまえば、取り返すことができません。

何があっても、生活様式は変わっても、夫婦や家族の絆は変わらないと信じたいです😊





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