日本の風景 世界の風景

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ウィンドファーム立川

2008-05-01 | 世界地理
山形県立川町(現在の庄内町)では、夏の局地的季節風「清川だし」を利用する風力発電が行われている。風力発電用の風車本体はデンマーク製である。
観光あるいは町起こし的な発電ではなく、地球温暖化問題に対する解答としての実用的風力発電である。11の風車で年間1200万kwの発電が可能である。



「清川だし」は新庄盆地から庄内平野に吹く風である。旧立川町の最上川渓谷狭窄部を吹き抜ける時に、強風になる。その局地風が清川だしである。
ただし、風力発電は常に一定量の発電ができず、電圧が不安定である。電気の品質としては良くない。風力発電を大型蓄電池に一度蓄え、100ボルトの電圧にしてから送電する設備が必要である。