ラショウモンカズラ(羅生門葛) (シソ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年11月05日 05時23分56秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ次第記録し投稿いたします。又その逆で新しい記録もあり、これらを含めて投稿しております。

 

「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物調査目録には「ラショウモンカズラ」は記録されておりません。「ラショウモンカズラは、風の松原内で新しく記録された植物です」。

 

ラショウモンカズラ緒言:多年草。

山地のやや明るい林内に生える。花茎は直立し、高さ20~30cmになり、長毛がまばらにある。

花後長い走出枝が伸びる。

葉は対生し、長さ2~3cmの葉柄をを持ち、心臓状卵円形で長さ2~5cmで、鈍鋸歯ががある。

花冠は紫色で長さ4~5cm、筒の部分の半分から先は太くなり,2唇形になった下唇は3裂して開出し,中央裂片は最も大きくさらに2裂し、下方に反りかえり、濃紫色の斑点があり、喉部(のどぶ)に白い毛がある。 萼は筒状で15脈あり開出毛が生える。

和名は,太い花冠を羅生門で切り落とされた鬼女の腕に例えたといわれる。

 

01.13年05月14日 ラショウモンカズラ 風の松原内の陽当たりのよいところで群生していました。どうして山のものが里に降りくるんでしょうか。

 

02.13年05月14日 ラショウモンカズラ 生育姿は斜上しています。

 

03.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花は対生で、下から花が開いて行くようです。

 

04.13年05月14日 ラショウモンカズラ 引き抜いてみた草姿。茎葉と花茎に別れているようです。草丈54cmもありました。文献では20~30cmとありますが、平地に来ると暮れだけ大きくなるんでしょうか?。

 

05.13年05月14日 ラショウモンカズラ 茎葉と花茎がはっきりと分かれているようです。

 

06.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花は葉腋から2~4個でます。根は細く長く30cmあり相当な根張りを持っています。

 

07.13年05月14日 ラショウモンカズラ 杭には稜があり毛が散生しています。

 

08.13年05月14日 ラショウモンカズラ 茎の断面は四角で芯は中空です。

 

09.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の質は薄く茎葉に着く葉は大きい。

 

10.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の形は心臓状卵円形で、茎葉に着く葉は非常に大きい。左から右にいくほど下から上の葉になります。大きいのは長さ9cm、巾8cmでした。

 

12.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花茎につく葉は長さ5.5cm、巾4.8cmでした。

 

13.13年05月14日 ラショウモンカズラ 標準的な葉ですが、葉質は薄く裏側の葉脈が浮いている。

 

14.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の表側に白い毛が散生。

 

15.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の先は鋸歯状の鈍形。

 

16.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の縁に鈍鋸歯がある。

 

17.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の基部は心形。

 

18.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の裏に毛が散生しています。

 

19.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉の裏に黒点があるのは腺点でしょうか。

 

20.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉柄に毛が散生。

 

21.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉はこのように対生です。

 

22.13年05月14日 ラショウモンカズラ 葉柄基部詳細。

 

23.花は葉腋から2~4個でます。花は葉腋からでます。

 

24.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花は紫色で長さ5cmありました。萼筒は15mmで毛がある。

 

25.13年05月14日 ラショウモンカズラ 雄しべは4個です。

 

26.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花を正面から見た。雄しべ4個。下唇には毛がある。

 

27.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花は葉腋から2~4個でます。

 

28.13年05月14日 ラショウモンカズラ 下に反りかえった下唇。長い毛がある。

 

29.13年05月14日 ラショウモンカズラ 旗弁にも長毛があります。

 

30.13年05月14日 ラショウモンカズラ 下唇弁を無理矢理シートに貼り付けたものです。うまくできませんでした、形だけは解ると思います。

 

31.13年05月14日 ラショウモンカズラ 下唇弁の模様は豹のようです。

 

32.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花弁の角張った所に毛がある。

 

33.13年05月14日 ラショウモンカズラ 上唇を開いて貼り付けたものです。雄しべがついている上唇弁です。雄しべ4個と雌しべが1個あります。

 

34.13年05月14日 ラショウモンカズラ 雌しべ1個でややうす紫色で、長さ40mm柱頭が2列して、花柱は無毛。

 

36.13年05月44日 ラショウモンカズラ 雄しべの花糸は白く無毛で葯はやや黄味を帯び、長さ20mmです。

 

36.13年05月54日 ラショウモンカズラ 雌しべ柱頭は2裂しています。

 

37.13年05月14日 ラショウモンカズラ 子房ですが私の腕ではここまでした

 

38.13年05月14日 ラショウモンカズラ 子房を縦に切断した断面ですが緑色のものはなんしょうか?。

 

39.13年05月14日 ラショウモンカズラ 萼は筒状で脈があり、この脈は15脈あり、開出毛が生える。長さは15mmでした。

 

40.13年05月14日 ラショウモンカズラ 花柄無毛で長さ7mm程度。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

 

 

 

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