ナガバジャノヒゲ (長葉蛇の髭)(ユリ科) 撮影地 能代市風の松原

2015年04月30日 15時55分09秒 | Weblog

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭) (ユリ科)

15年05月02日 菊池先生からナガバジャノヒゲと連絡を受けいろいろ再調査の結果 「ナガバジャノヒゲ」 とします。訂正致します。

下記から全部カブダチジャノヒゲからナガバジャノヒゲに変更致します。

能代市風の松原内でナガバじゃノヒゲ(解りませんので?をつけておきます)を初めて見たのは4月23日シダの会Oさんが見つけたものです。

Oさんは風の松原内の他の場所でも見ているとのことです。私は大きいのでオオバジャノヒゲかなと思いましたが、佐藤さんはカブダチジャノヒゲ?もあるのではないのかと言うことで調べて見ることにしました。

おおざっぱに写真で区別してみました。

1.株立ちをしている(地下茎を持っていながら、ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲのように群生しない)。

2.背丈が45cmと長く大きい。

3.上記以外はジャノヒゲと同じです(麦門冬、果実の大きさもジャノヒゲと変わらず)。

ある文献には「カブダチジャノヒゲ[var. caespitisus]は、ジャノヒゲの一型で栽培品らしいが、叢生して匐枝を出さないもの」とあるようです。

手持ちの図鑑等にもありませんので写真で解った範囲で投稿致します。

 

01.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 固体A。現在見つかっている固体では一番大きい固体で盛り上がっている。

 

 

02.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 固体B。固体Bは固体Aのすぐ脇にに株を作っている。地下茎でつながっているが、どうしてジャノヒゲのように群生しないのか不思議です。

 

03.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 固体C。固体AとBとずっと離れた所に生育しています。

 

04.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ ジャノヒゲ比較。左オオバジャノヒゲは葉の幅が広くすぐに解る。中央はジャノヒゲで群生背丈が一番低く25cm。右がナガバジャノヒゲで背丈が一番長く40cm。

 

05.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 採取した固体で丈45cm。葉は根元から出る。

 

06.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 根の長さは約20cm。麦門冬がある。

 

07.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 根茎は太く木質のように硬い。このように横に伸びて何で群生しないのか不思議です。矢印は根茎の断面。

 

08.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 根茎はこのように伸びて又立ち上がっている。

 

09.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 麦門冬は楕円形で長さ1cm。下写真は、麦門冬を縦に切断したもの。

 

10.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ? 基部鞘は白い。

 

11.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 葉は線形で長さ40cm。幅3mmで表裏側、裏側もざらつく。写真右は比較。左側ジャノヒゲの葉の長さ25cm。下写真はカブダチジャノヒゲになっていますがナガバジャノヒゲの間違いです。

 

12.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 葉の表側無毛だが触るとざらつく。白く見えるのがざらつくもの。写真下は葉の断面。

 

13.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 葉の裏側無毛だがざらつく。

 

14.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 葉の縁に上向きの棘状のものがある。

 

15.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 葉先は尖る。葉の裏側と、縁に毛があるのが解る。

 

16.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 果実はコバルトブルー。非常にきれいです。

 

17.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ 果実。左側がジャノヒゲ。右側がナガバジャノヒゲの果実。直径はほとんど同じ9~12mm。

 

18.15年04月23日 ナガバジャノヒゲ? 果皮を取り除いた種子。は径8mmで白色。写真下は種子を縦に切断したものです。

 

 

 

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