「さっちゃん」って曲ご存知ですか?。
あの童謡の「さっちゃんはね、さちこって言うんだホントはね♪」というあれね。
先日酒の席で、なんの話だったか忘れたけど何気なく「さっちゃん」を口ずさんだら、隣に座っていたピアニストに「リズムが甘い」といわれてカチンと来た。
なんだコンニャロと思った。
で「え、どーして?」と聴いたら、「シャッフルで採ってるでしょ。さっちゃんの『ちゃん』は3連じゃなくて付点8分だよ」と言われてハッとした。
わかります?。
「さっちゃんはね」の「さっ」は4分音符、で「ちゃん」を付点8分音符とするなら、「ちゃん」の後の「は」は16分音符になるはずで、その後「ね」が4分音符。その後に4分休符がきて、「さッちゃんはね(休符)」で合わせて1小節。
この曲のAメロは基本的にはこのリズムが3小節繰り返されるパターンだよね。
僕はなにげに3連の中抜きのシャッフルでリズムを取っていたんだけど、「さっちゃんはね」の「は」部分は本当は3連符よりも短くて、その結果メロディ全体のリズムもシャッフルよりもタイトになるはずなんだ。
分かる人は口に出して歌ってみてください。
楽譜で説明してしまうのが一番早いんだけど・・・・・うう、もどかしい。
この指摘をしてきた人は長い付き合いの音楽仲間で、僕はその時は「うっせぇな、そんな細かいとこ突っ込んでくんなよ」と冗談交じりに誤魔化したんだけど、正直言ってちょっぴりショックだった(笑)。
昔頻繁にライブで歌っていた時も、やりたい曲を音のみからコピーして歌う事は頻繁にあったんだけど、やっぱ耳コピーには限界あるね。
音感のいい人ならメロディやボイシング(和音の構成)は聴き取れたとしても、リズムをコピーする事には限界があるんじゃないかと思う。てよか、コピーしようとした元の音源の演奏者がルーズに演っちゃってる事も多いだろうし。
等分されていないタイトな譜割りになってくると、どうしたって自分が耳慣れたリズムに当てはめようとしてしまうし、楽譜を見てみて「なにー、そうだったのかぁ!」なんて事は僕もザラにあった。
これね、ひさしぶりにショックだったんですよ。
「おおっ!、やられたー!」って(笑)。
演奏者が曲を大切に解釈しようと思ったら、やっぱり楽譜を読む事から入らないと限界があるなぁと、そんな風に思いました。
つまんない小話ですが(笑)。
ええと、読んでる人分かるかな・・・・・これは音符の理解の初歩の初歩が分かれば理解できる話なんだけど、音楽の知識がない人のために小学校の音楽の時間をちょっとおさらい。
4拍子で、一拍分の長さが4分音符。1小節を4等分した長さの音符。
1、2、3、4、で、
タンタンタンタンとなる。
これより長い音符で、1小節を2等分したものが2分音符。
1、2、3、4、で
ターーンターーンとなる。
さらに1小節すべてのばしきる長さの音符が全音符。
1、2、3、4、で
ターーーーーーンとなる。
4分音符より短い音符で、1小節を8等分したものが8分音符。
1、2、3、4、で
タタタタタタタタとなる。
さらに1小節を16等分したものが16分音符。
1 、2 、3 、4 、で
タタタタタタタタタタタタタタタタとなる。
これらの等分していく音符は、理16、32、64、124と論上はいくらでも短くできる。
特殊な使い方として、1拍を3等分した3連符と言うのがある。
1 、2 、3 、4 、で
タタタタタタタタタタタタとなる。
この連符も3、5、6、7、9と理論上はいくらでも短くできる。
で、付点○分音符ってのは、元の音符の1.5倍の長さの音符。例えば付点8分音符なら16分音符3つ分の長さになる。
とまぁ、こんなところが小学校の音楽の授業や、町の音楽教室で最初に習う楽譜の知識でしょう。
これらの音符の長さを組み合わせて、上記で述べている通りの「さっちゃん」を歌ってみてください。
印象変わるかもしれませんよ(笑)。
本日の安眠盤、Cecil Taylorの「Conquistador!」(寝れねー)
ではでは。
あの童謡の「さっちゃんはね、さちこって言うんだホントはね♪」というあれね。
先日酒の席で、なんの話だったか忘れたけど何気なく「さっちゃん」を口ずさんだら、隣に座っていたピアニストに「リズムが甘い」といわれてカチンと来た。
なんだコンニャロと思った。
で「え、どーして?」と聴いたら、「シャッフルで採ってるでしょ。さっちゃんの『ちゃん』は3連じゃなくて付点8分だよ」と言われてハッとした。
わかります?。
「さっちゃんはね」の「さっ」は4分音符、で「ちゃん」を付点8分音符とするなら、「ちゃん」の後の「は」は16分音符になるはずで、その後「ね」が4分音符。その後に4分休符がきて、「さッちゃんはね(休符)」で合わせて1小節。
この曲のAメロは基本的にはこのリズムが3小節繰り返されるパターンだよね。
僕はなにげに3連の中抜きのシャッフルでリズムを取っていたんだけど、「さっちゃんはね」の「は」部分は本当は3連符よりも短くて、その結果メロディ全体のリズムもシャッフルよりもタイトになるはずなんだ。
分かる人は口に出して歌ってみてください。
楽譜で説明してしまうのが一番早いんだけど・・・・・うう、もどかしい。
この指摘をしてきた人は長い付き合いの音楽仲間で、僕はその時は「うっせぇな、そんな細かいとこ突っ込んでくんなよ」と冗談交じりに誤魔化したんだけど、正直言ってちょっぴりショックだった(笑)。
昔頻繁にライブで歌っていた時も、やりたい曲を音のみからコピーして歌う事は頻繁にあったんだけど、やっぱ耳コピーには限界あるね。
音感のいい人ならメロディやボイシング(和音の構成)は聴き取れたとしても、リズムをコピーする事には限界があるんじゃないかと思う。てよか、コピーしようとした元の音源の演奏者がルーズに演っちゃってる事も多いだろうし。
等分されていないタイトな譜割りになってくると、どうしたって自分が耳慣れたリズムに当てはめようとしてしまうし、楽譜を見てみて「なにー、そうだったのかぁ!」なんて事は僕もザラにあった。
これね、ひさしぶりにショックだったんですよ。
「おおっ!、やられたー!」って(笑)。
演奏者が曲を大切に解釈しようと思ったら、やっぱり楽譜を読む事から入らないと限界があるなぁと、そんな風に思いました。
つまんない小話ですが(笑)。
ええと、読んでる人分かるかな・・・・・これは音符の理解の初歩の初歩が分かれば理解できる話なんだけど、音楽の知識がない人のために小学校の音楽の時間をちょっとおさらい。
4拍子で、一拍分の長さが4分音符。1小節を4等分した長さの音符。
1、2、3、4、で、
タンタンタンタンとなる。
これより長い音符で、1小節を2等分したものが2分音符。
1、2、3、4、で
ターーンターーンとなる。
さらに1小節すべてのばしきる長さの音符が全音符。
1、2、3、4、で
ターーーーーーンとなる。
4分音符より短い音符で、1小節を8等分したものが8分音符。
1、2、3、4、で
タタタタタタタタとなる。
さらに1小節を16等分したものが16分音符。
1 、2 、3 、4 、で
タタタタタタタタタタタタタタタタとなる。
これらの等分していく音符は、理16、32、64、124と論上はいくらでも短くできる。
特殊な使い方として、1拍を3等分した3連符と言うのがある。
1 、2 、3 、4 、で
タタタタタタタタタタタタとなる。
この連符も3、5、6、7、9と理論上はいくらでも短くできる。
で、付点○分音符ってのは、元の音符の1.5倍の長さの音符。例えば付点8分音符なら16分音符3つ分の長さになる。
とまぁ、こんなところが小学校の音楽の授業や、町の音楽教室で最初に習う楽譜の知識でしょう。
これらの音符の長さを組み合わせて、上記で述べている通りの「さっちゃん」を歌ってみてください。
印象変わるかもしれませんよ(笑)。
本日の安眠盤、Cecil Taylorの「Conquistador!」(寝れねー)
ではでは。
さっちゃん、元気かな?あ、昔の部活仲間です(笑)
意外と童謡ってきちんとコピーしたことないし、まじめに調性を考えたこともないです。
この前、ギターで「泳げたいやき君」を主旋律と副旋律を同時に弾いて、「この曲は単調なの?」って思いました。とても暗い曲になってしまったが、合っているのか?
お久しぶりです。
泳げたいやきくんは短調ですね。
懐かしいですね。
僕は一人っ子で、子供の頃誰もいない家でテレビから流れてくるこの曲を聴きながら過ごした記憶があります。
結構音楽の原体験の一部かも・・・・・。
>通りすがりさん
こんにちは。
好みとしては僕も3連が好きですね。
一拍の何分の一かという、ほんの一瞬のズレなんですが、ここまで印象が違うというのは、音楽面白いですよね。
3連で採るのもひとつの解釈だと思いますし、様々な解釈があってよい思いますが、原曲の正確な姿を知っておくと解釈が広がる事は間違いないと思います。
その意味で、どちらが先であれ楽譜というのは大きな武器ですね。