オーケストラをやっていると、年に一度くらい「奇跡」の演奏が起こる事があるそうだ。プレイヤー、指揮者、聴き手の上に、作曲者というか神様というか、そういうものが御光臨となる。こうなったらミスなど考えられず、作曲家がその音を書いた瞬間の頭の中が分かったり、体臭をかいだり、作曲している屋根裏部屋の情景が分かったりするという異常感覚となる。こういう演奏のあとは全員、しん、としてしまい、拍手などもあまりなく、 . . . 本文を読む
山下洋輔の「風雲ジャズ帖」という本を読み始めた。
75年に刊行されたのを新たに構成しなおしたものらしいんだけど、結構面白い。
まだ半分も読んでいないんだけど、印象に残る言葉がいくつもある。
面白かったのが「人間のする事に本当の無秩序はあり得ない」(だっけ?)っての。
山下洋輔って日本のフリージャズの大家といっていい人だと思うんだけど、一見無秩序なフリーフォームの演奏がなぜ破綻せずにひとつの演奏とし . . . 本文を読む
今日、久しぶりにアナログ盤をあれこれ引っ張り出して整理した。懐かしいレコードがザックザク。
埃をかぶって埋もれてた奥の奥から、僕が人生の中で一番長期間聴き続けたアルバムが出てきて、懐かしくってちょっとホロリときた。
僕は今はジャズに過度に傾倒しているけれども、基本的には雑食というか、クラシックや民俗音楽、さらには各国のポピュラーシーンにも、良いと思うものがあれば手を伸ばすだけのアンテナと理解しよう . . . 本文を読む
歌う事が好きだ。
楽しい。
聴く事もね。
この前職場の先輩と2人でよく行くスナックで飲んでいて、ばったり出くわした知り合いの一団の中に混ざって飲んでた、ミュージシャン志望の若いのと話した。
みんなでカラオケでワイワイやってたのさ。
で、その人は僕に対抗してか僕が歌った曲と同じアーティストを追いかけるように歌うのね。鬱陶しくなって歌う曲を洋楽、主にスタンダード中心に切り替えたところ、酔った勢いで「 . . . 本文を読む
僕は今はもう演奏活動はしていないんだけど、振り返ってみてね、やっぱ読譜力は重要だったなぁって、思う。
僕は読めないんですよ。いや、読めるけど初見では無理。
立ち歌で、自分が書いていった楽譜なら大体分かってるし、当日初めて顔合わせてリハなしのぶっつけライブや簡単なセッションといった場合ならまだよかったんだけど、まずいのは当日譜面渡されてなおかつあれこれいじりたいがる人がいる場合。
以前組んでたバン . . . 本文を読む
今週は忙しい。
くたばりつつも何か投稿しなきゃイカンと思うのですが、ネタを考える意欲がありません。
という事で、お気に入りのアルバムを褒めちぎる文章でも書くか。
それが一番考えずに書けるもんね(笑)。
今年の1月に大手CDショップで流れていて一発で気に入って購入したブラジル音楽のシンガー、Chieの「Sabia」、これはこの人のデビューアルバムになるのかな・・・・・を聴いてる。
このアルバムは僕 . . . 本文を読む
今週は忙しかった・・・・・なにせ飲み会に職場の旅行の下見、職場の組合関係の集会やらなにやら・・・・・。
しばらく投稿することはおろか、コメントに返事を書く余裕すらなかった。
ちゅう事で久々に何か書こうかと思いました。
ジャズが一般に受けない要因として「難解」である事が言われるよね。
僕は個人的にそんなことはないと思うんだけど、ちょっと考えさせられる出来事にあった。
職場の先輩が、これは普段から . . . 本文を読む
もう1年も前になるのかな・・・・・僕はその年の4月に転職して、慣れない仕事と、その業界のある意味特殊な人間関係の持ち方に馴染もうと、毎日毎日必死に過ごしてたのね。
今から考えてもあの頃は大変だった。
毎日毎日沈没寸前のずぶ濡れで泳ぎきって、なんとか週末に逃げ込むような過ごし方をしていたと思う。
それは今でもあまり変わらないのかもしれないんだけど(苦笑)。
秋から初冬だったかな・・・・・週末ね、仕 . . . 本文を読む