新年初っ端の投稿も暴言からいきます（笑）

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします・・・・って、一応もっともらしい挨拶から今年最初の投稿を始めてみた（笑）。
いやー、雪降って風情のある大晦日と元旦になったね。
あっという間に溶けてベチャベチャの汚い雪景色になっちゃったけど、とりあえず年越しは、屋根に雪が積もって深々と冷え込んでいく中をコタツで年越し蕎麦を食べるという、なんつうか、日本の年越しらしい年越しを過ごせて良かったよ。

大晦日、紅白とＫ－１とPRIDEと超常現象バトルを回し見してた。
で、ふとチャンネル回した時に、中島美嘉って人が童謡の朧月夜を歌ってるのが耳に飛び込んできた。
参った。
「菜の花畠に入日薄れ、見渡す山の端霞深し」でさ、なんつうか、菜の花畠に入日が薄れるってどういう景色かちゃんと分かって歌ってんのかな・・・・・で、この時点で聴く気なくしてチャンネル回しちゃって最後まできちんと聴いてはいないんだけど、あれは酷過ぎる。
お前さ、そんなに棒読みで歌ってやる気あんのか？。
そもそものとこさ、歌詞の意味とか、伝えたい気持ちとか情景とかを少しでも考えてんのかな？。
ふざけんなって。
僕は個人的には日本の童謡とか唱歌や民謡とかってものには凄く感性を刺激されるところがあって、日本人の音楽的な感性の拠り所として凄くリスペクトする気持ちがあるのね。
だからその分えらい腹が立った。
タッタカタッタ～タッタッタ～腹立った～って、古いか（笑）。
ええとね・・・・・この人に関しては以前にもテレビでふと目にして「なんだこりゃ？」とか思った事があって・・・・・なんだっけ・・・・・「雪の花」だっけ？。
「今年最初の雪の花を～♪」でさ、「ことしさいしょの～ゆ～き～の～は！、なを～♪」って、「は！、なを～♪」・・・・・これは「は」と「な」の間に、息が続かずにカンニングブレス的に息継ぎが入ったという事なんでしょう。
でさぁ・・・・・お前は言葉の意味とか抑揚とか考えて歌ってんのか？って。
聴き苦しい！。
言葉を真面目に人に伝えようと思ったら、単語の途中でブッちぎれるなんて・・・・・しかも２文字の単語がバラけるなんてなぁ・・・・・ありえねー。
どういう経歴の人かまったく知らんのだけど、ああいうのが今の日本の音楽シーンで売れている平均的なレベルの歌手なのかね？。
もーーーっ、ええ加減にせんかーーっ！。

いや、この人だけでなくね、最近の日本の歌手は歌詞を伝えようという意識がなさ過ぎる。
ただ歌えば良いと思ってんのかな・・・・・。
まず伝えたい情緒があって、そのためにこの歌詞とこのメロディがあって、そこで初めて歌になる。モチーフになる情緒無くして歌はありえないし、歌い手もありえない。
真面目に歌う歌手って、歌う曲の内容に対して言葉の抑揚と情緒を殺さないように、ブレスの位置から声の出し方、立居振る舞いまで緻密に考えて臨むものでしょう？。
そういう事考えてんのかね？。
伴奏に乗って決められたメロディで決められた歌詞を乗せてただただ声を出せばいいってんなら、そんなもん誰でもできるっつうの。
そんなら若いオネーチャンたちが集団で太ももと胸元を出して踊って飛んで跳ねてするような扇情的なのの方がよっぽどいいよ。
例えばモーニング娘とかの方が見世物としてはよっぽど内容があるよ。
僕はロリコンじゃないしモーニング娘が好きなわけでもないけどね。

これさ、歌い手だけの問題でなく、聴き手の問題でもあるよ。
さっきの、言葉の抑揚とか言葉から伝わる情緒とかって、要するに聴き手側の大多数もそういった事を「どうでもいい」と思ってるか、もしくは意識していないところに根本的な問題がある。
僕は小学生低学年の子供に接する仕事をしていた事があってその時にも凄く感じたんだけど、音楽的な感性以前に、基本的な情緒とか情操といったものが育ってない。
世代が若くなればなるほど、そういった情操教育の部分が欠落してるように感じる。
いや、違うかな・・・・・幼ければ幼いほどまっさらの感性があって、徐々に磨耗していくというか・・・・・画一化されていくのかな・・・・・。
繊細な情緒を感じる感性がない聴き手ばっかりだったら、そりゃ繊細な歌が歌える歌手だっていなくなるって。
もうちょっと物事をきちんと感じようぜ・・・・・・ああ・・・・・。

オヤジのグチっぽい？・・・・ワハハハ、その通り。
２００５年初っ端から小煩い内容の投稿になってしまった。
この辺でやめときます。

本日の安眠盤、Brad Mehldau(ブラッド・メルドー、p)の「Places」
ではでは。