Jazzを聴こうぜBLOG版

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最近音楽の聴き方がおざなりになってる?

2004-10-20 19:24:50 | 音楽一般
今日、仕事の帰りにふと立ち寄った本屋で「マイルスを聴け! Version 6」という本を購入してきてしまった。
中山康樹というジャズ評論家が書いたもので、この人の本は以前にも数冊読んだ事がある。
内容はMiles Davis(マイルス・デイヴィス)のディスコグラフィーのようなもので、前381タイトル完全収録!とかいって、1枚1枚解説つけてんの。
この「マイルスを聴け!」シリーズは以前にも手に取った事があって、今日も「なにを今更・・・・」って思ったんだけど、ダメだった・・・・勝手に手が伸びてレジへ持っていってしまいました。
また無駄遣いしてぇ・・・・・要するにさ、「この本が読みたい!」ってんじゃなくて「目が欲しがってしまう」のね。
アルバムを購入する時も同じ。
知識として持っていて「前から聴いてみたかったんだこれ」とか「この人の新作が出たから買おう」と買ってのは実は結構少なくて、CDショップであれもこれもと手が伸びて、欲求に打ち勝てずに1度に10枚とかバカな買い方してしまう。
こうしてジャズに無駄なお金を果てしなく注ぎ込んでしまう・・・・・ほんとにもう。

ジャズ好きな人に聞きたいんだけど、「このアルバムはとりあえずいいや、仕舞っとこう」というところまで行くのに、そのアルバムを通しで何回くらい聴きますか?。
僕の場合は5回や10回ではそこまでいかないんですよね。最低でも3日間くらいはジックリ聴かないと・・・・・それも続けて聴くのは集中力が続かなくて難しいしね。

僕はアルバムを買ってきたらすぐにはメインのCDラックに入れずに「聴き込み待ちラック」というものに入れておく。
で、「聴き込み」をかけて、「もういいだろ」というところまで堪能した時点で、そのアルバムを手放すか取っておくかの判断をする。
手放す組みに入ったアルバムはすぐには売らずに「手放す組みケース」に入れておいて、心変わりにそなえてたまーに聴くようにする。で、気が向いた時にまとめて売る。年に数回かなぁ・・・・・。
「取っておく組み」のアルバムは晴れてメインラックの仲間入り。
メインラックはアーティストの頭文字で区分けされているので、そこに割り振って収納。このメインラックの中のアルバムは内容がわかっていて安心して聴けるコレクション、という事になる。
ここまででひと段落、と。
聴き込み待ちラックの収納枚数は40枚。当然の如く満タンです。聴き込み待ちラックに入りきらないで、部屋の床に平積みになっているアルバムは42タイトル。合わせて82タイトルの「未だ聴き込まれていないアルバム」があるわけだ。
バカだよね。
いやいや、それぞれサラッとは聴いてるんですけど、買う速度に聴き込む速度が追いつかない。
やっぱバカか(笑)。
このところ買うのを自重しようとして、ふた月ほどで3枚しか買ってない。
がんばってるなぁ、俺(笑)。

毎日毎日、湯水のように音楽を聴いてると感性も麻痺してきてしまうんじゃないだろうか(笑)。
っちゅうか、ガキの頃って金ないじゃない。
でも音楽好きなヤツって、ラジオを聴いて曲の歌詞を書き取ったりして、どうにかこうにか満足感を得ていたんだよね。
エアチェックなんて上等なもんじゃなくてね、その曲がテレビやラジオで流れるのを楽しみに待ってたもんだ。
学生時代もさ、やっぱバイトしてたとしてもCDだけにお金使ってるわけにもいかんから、1枚か2枚のアルバムを大事に大事に聴いて、それだけで1年間過ごしたりしてたんだ。
あとは友人同士の貸し借りとかね。
その頃って、今より確実にメロディを諳んじてる曲多かったし、無意識のうちに口ずさんでるような事が今より頻繁にあったと思う。
大人になって経済的にある程度余裕が出てきて、以前よりも聴きたいものが自由に聴けるようにはなったと思うよ。だけど、1曲1曲に自分が関わる時間ってのは、比ぶベくもないほど短くなってる。
だんだんと音楽を大事に聴かなくなってきてるのかなって。

アルバムのコレクションを増やす楽しみって、リスナーサイドには確かにあるよ。
知り合いでも一部屋の壁2面が床から天井までアナログ盤とCDで埋め尽くされてるような人いる。
その人の家に行くと「この人本当にこれを全部ちゃんと聴いて、好きだから取ってあるのかな?」っていっつも思う。
ホントはちょっぴり羨ましいんだけど(笑)。
でも僕はマニアにもコレクターにもなる気はないしね、どこまでもどこまでも「聴く事を楽しむ」、「感じ取る事を楽しむ」リスナーでいたい思うんだ。
リスナーサイドとしての音楽への接し方は、やっぱこれが一番楽しめると思うからね。
このままじゃイカン。もっと頑張って聴かねば(笑)。
ああ、本末転倒ですね。

本日の安眠盤、Miles Davisの「Kind Of Blue」
ではでは。

3 コメント

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CDの置き方 (ヨックタイ)
2004-10-22 01:27:47
「CDラックを買う金があれば、CDを買うよ」みたいな貧乏性なので、私もCDは床に山積み状態。ききたいCDを見つけたら、ジェンガばりにプルプルしながら目当てのCDを抜き取ります。崩れた日には、憂鬱な気分で音楽を聴く気になれなかったり(笑)
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Unknown (med-swing)
2004-10-22 01:28:04
僕の場合、2~3回(ひどい時は1、2曲)聴いて「ダメだ、こりゃ」と思ったアルバムは、やはり“手放す組ラック”行き。20枚ぐらいたまったら売りに行きます。まず聴き直す事は無いですね。お金の無かった時との一番の違いはそこかな。



生まれて初めて買ったジャズのアルバムが「カインド・オブ・ブルー」だったんだけど、正直「ジャズってなんて退屈なんだ」と思いました(笑)。

でもその時は高校生でしたし、昼飯を抜いて貯めたお金でレコードを買っていたので「きっと聞き込めば良さがわかるはず」なんて感じで腕組みしながら聴いてました。



「結構いいかも」って思ったアルバムは車の中でも家でも、飽きるまで聴きっぱなしですね。今はブランフォードの新譜がずーっとかかってます。正直あまり期待していなかっただけに、喜び倍増です。

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みなさん苦労されてますね(笑) (TARO)
2004-10-24 01:47:02
>ヨックタイさん



もってリうアルバムの数が増えてくると、収納には苦労しますよね。

とりあえずどこにあるか判らなくなる自体だけは避けたいですね(笑)。





>med-swingさん



聴きなおすか聴きなおさないかというラインもありますよね。僕の場合でも、「ああ、ダメだ」と思ったものは聴きなおさないです。

この辺の判断はビミョー。

以前に書いたボーカリストのK.L.。

この人のアルバムは聴きなおさなかった(笑)。
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