午後5時過ぎ「旧広島市民球場」の看板が取り外された映像を見た私は一抹の寂しさをおぼえた。学生時代に何度も足を運んだ場所が近い内に消滅することになる。
私が旧市民球場に最後に入ったのは平成10(1998)年9月27日(日)の対横浜戦(デイゲーム)である。この日は大野投手の引退試合で友人のコネを利用してバックネット裏最前列から観戦することができた。プロの投げる球の速さ、弧を描く打球の美しさを初めて知った日でもあった。木葉竹識元監督を目撃したことも今となっては懐かしい思い出だ。
政治の世界は菅・小沢のガチンコ対決になった。まさにエゴのぶつかり合いである。メディアへの格好の撒き餌となったが、国民の多くは白けた感じであろう。平成22年8月末日は良い意味でも悪い意味でも忘れられない日になった。