寮管理人の呟き

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「より」という合字 

2012年09月23日 | 日記
古文書をすらすらと流し読みできるようになるまでにはかなりの時間を要する。墨で文字を書くこともない今、合字や崩し字の知識は皆無に近いからだ。基本形をいくつかマスターすることで読解能力は徐々に向上する。

私が最初に覚えた合字は「より」であった。「境」の下の文字は、るに濁点を打ったような、あるいは数字の5を崩したかのような奇妙な記号に見えるが、前後の文章から判断すると「から」か「より」になる。ひらがな2文字で考えれば「より」が正解だ。

郷土史研究では文献を調べる上でまず旧字体や旧仮名遣いに慣れることが重要である。

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