江戸時代こんにゃくを山河豚(やまふぐ)と言い換えた風流人の気持ちを最近漸く理解することが出来た。1月11日私は矢掛駅前の露店で矢掛町農産加工場製の玉こんにゃくを購入した。ゆで卵大が3つ入って100円。薄くスライスして刺身で食した私の口から自然に出た言葉は「うめーなあ」だった。
舌触り・食感は河豚よりもウマヅラハギの薄造りに近い。山ハゲという異名も有りかなとは思う。こんにゃくの残り2つは指で細かくちぎり胡麻油で炒めて(酒・醤油・味醂を合わせた)調味液を加えて煎りあげた。酒肴やおかずに早変わりする玉こんにゃくは侮れない食材だ。