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《イーゴリ公》は「ロシア五人組」のひとりボロディンの唯一の歌劇で、中世ロシアの叙事詩を題材にキエフ公国のイーゴリ公の勇壮な戦いを描いています。しかしボロディンの死により作品は未完に終り、リムスキー=コルサコフとその弟子グラズノフがこの序曲を含め遺稿を整理・補筆して完成しました。この「序曲」は、歌劇の中のいくつかの旋律をもとにソナタ形式で構成されており、「ダッタン人の踊り」とともに演奏される機会が多い作品です。
この編曲(齋藤行)は1995年に青山学院大学が吹奏楽コンクールの自由曲として演奏した時のスコアに若干の改訂を加えたもので、全曲は2004年の青山学院大学OB吹奏楽団第10回定期演奏会で演奏されました。
大学や一般バンドなど大編成による演奏を想定した編成となっていますが、楽器や音を適時選択することによって中学や高校の中編成バンドでも演奏可能です。
※後半部分のクラリネットの運指等を考慮し原曲の長2度下に移調された編曲となっています。