Con Brio 楽譜と趣味の道具箱 

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引っ越しました

2014-09-22 | その他

OCNさんのブログサービスとホームページサービスが11月からともに終了になるため、両サイトをひとつにまとめて新「Con Brio」としてこちらへ引っ越しました。

引き続きよろしくお願いいたします。

 


Jazzバー 「コルコバード」(松戸)

2014-09-06 | コンサート&ライヴ

知人に誘われて松戸駅近くの「CORCOVADO(コルコバード)」というジャズバーに行きました。

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◆カメラを忘れたのでお店のホームページより

知人が「パパ友」として親しくなった方がベーシストだったということで、知人も今日が初めてのお店です。ジャズとボサノバを中心にライヴがあります。

ビルの2階が入口で、中に入るとこじんまりとしていますがムダがなくすっきりとした居心地のいい空間です。棚にはLPレコードがずらり。そして奥にはピアノ、ベース、ドラム。マスターはメガネの似合う温和そうな方です。

お酒はビールから焼酎までひと通りそろっています。とりあえずギネスを注文。カウンターの常連さん(?)は冷えた日本酒をガラスの猪口で楽しんでいました。

本日のライヴはブラジリアン・ジャズで、山口美千代さん(pf)、松為伸夫さん(B)、原孝之さん(Ds)、そして田口麻衣さん(Sax)のカルテットでした。松為さんの6弦ベースが凄い!

若い頃、本多俊之さん、向井滋春さん、古澤良冶郎さん、カリオカなどをよく聴いていたので、こういう音楽は大好きです。今日はSaxが入っているのもよかった。

ベースの松為さんのトークをはさみながらあっという間に1時間たってしまい、今回は1stステージで失礼しましたが、またぜひ行ってみたいお店です。

場所はこちら

※「CORCOBADO」というのはブラジルのリオデジャネイロにある丘の名前で、世界遺産にも登録されています。ここにあるキリスト像が有名。そしてボサノヴァを数多く作曲したアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲でもあります。

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◆この像、よく紹介されていますね。

(2014.09.05)


twelve(青山円形劇場)

2014-09-02 | 舞台

今拓哉さんが出演する「twelve」を観に青山円形劇場へ行きました。

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◆「twelve」

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◆「twelve」の12人のキャスト

原作は1957年のアメリカのテレビドラマで、その後映画や舞台で多く取り上げられています(昔見たような記憶があるのですが、詳しい内容は思い出せませんでした)。といっても今回の作品は今の日本の社会にうまく置きかえて書かれています。

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◆こちらが原作

父親殺しで逮捕された少年の裁判で、12人の陪審員が評決(全員一致でなければならない)に達するまでの密室ドラマ、といえば簡単ですが、最初から最後まで自分が傍聴席で一緒に参加しているような気分になってしまいます。

青山円形劇場は初めて行ったのですが、あれだけ近いところでステージを観ることはなかったので臨場感がすごくて緊張(笑)

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◆青山円形劇場

役者さん方もいちど出たら出っぱなしなのでこわいでしょうね。「覚悟決めて開き直るしかない」(今さん)とのこと(笑)

ストーリーなどについては差し控えますが、役者のみなさん一人ひとりが個性的で実に上手い。特に思ったのは、セリフがない時やただ座っているような時でも表情や動作や身体の動きが刻一刻と変わっていくこと。そしてあれだけの量のセリフを12人が次々にやりとりしてつないでいくのにも驚くばかり。あらためて「プロってすごい!」と思いました。

演出の望月龍平さんが「この作品が生まれた時から、青山円形で上演すると決めていた」と書いているのですが、納得!です。

これだけ集中して劇の中に入り込んだのは初めてでした。演劇を堪能。

(2014.09.01)


オルセー美術館展~印象派の誕生

2014-09-02 | アート&クラフト

あいにくの肌寒い小雨の中、「オルセー美術館展」(国立新美術館)に行ってきました。

いや~これは充実してます。名作が大盤振る舞い。

まずはこれ。いきなり登場します。

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◆今回の目玉 「笛を吹く少年」

今回のテーマは「印象派の誕生」ですが、新古典主義や写実主義の作品(カバネルやクールベ)とは一線を画したマネの独創性が際立ちます。

しかしマネって上手いな~。

さて、この少年の吹いている笛ですが、ピッコロに似ているけどそれにしては長い。指で押さえるキーもひとつだけ。。。何だろうと思っていると、なんと実物が展示されていました。

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◆再現された「FIFE(ファイフ)」

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◆なるほど

この楽器は今でもヤマハなどから簡易版が発売されているようです。フルート吹きのみなさんには常識なのかもしれませんが、自分は知りませんでしたのでこのコーナーはうれしかった。ところでこの少年が吹いているファイフから出ている音はなんだろう?どなたか指使いがわかる方教えてください(笑)。

さて、このあとも名作がこれでもかと展示されていてとても順を追って紹介しきれないので、ちょっと偏りますが今回は自分が好きな作品をいくつか。

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◆モネ 「かささぎ」

自分は雪景色の絵が好きなのですが、このモネの1枚は本当に素晴らしい。朝の光、雪の陰、周りの冷たい空気まで感じられます。

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◆ドガ 「バレエの舞台稽古」

ドガのデッサン力って本当にすごい。なんだか伴奏の音まで聴こえてきそうな気がします。「コッペリア」とか。

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◆モネ 「死の床のカミーユ」

これは初めて画集で見たとき自分の経験とリンクして衝撃を受けた絵です。亡くなった奥さんを描く。。。!深い深い悲しみともに、きっとモネは自分の手でカミーユを「遺しておきたかった」のでは。。。それとも「画家」として描かずにいられなかったのか。。。

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◆モネ 「草上の昼食」

そして大作「草上の昼食」。これは大きい。切り取られてしまった部分があったらまた違ったのでしょうが、十分見ごたえがありました。セザンヌの「草上の昼食」(これは小さい)も展示されていたので、これでマネの「草上の昼食」も来ていたらすごいことになったんでしょうが、それはムリか(笑)

他にもミレーの「晩鐘」をはじめ、ルノワールやピサロ、バジール、モリゾなど多くの作品が展示されているので印象派好きにはオススメです。

そして最後のブースは再びマネの晩年の作品が数点。

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◆マネ 「アスパラガス」

マネに始まりマネに終わるという今回の「印象派の誕生~描くことの自由」、たっぷり楽しめました。

オルセー美術館ホームページ (所蔵作品を見ることができます)

(2014.09.01)