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ルノワールとパリに恋した12人の画家たち 展

2019-09-29 | アート&クラフト

「怪人と探偵」観劇のあと、横浜美術館の「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展へ。

◆珍しく開催早々に行ってきました

◆絵に描かれたものと同型のピアノも展示

 

画商のポール・ギョーム氏が集めたコレクションからルノワール+12人の画家による展覧会です。

13人のうちシスレーとモネは1枚ずつなのが残念ですが、タイトルどおり品の良い作品、特に女性をテーマにしたものが多い印象。

◆マドモアゼル・シャネルの肖像(ローランサン)

◆ヴァイオリンを持つ女(マティス)

 

各画家別に作品がまとめられているのでわかりやすく見やすい展示でした。

そんな中、異彩を放つのがやはりあのルソー。

◆人形を持つ子供(ルソー)

◆婚礼(ルソー)

この破壊力。デッサンも遠近法も構図も表情も「???」なのに引きつけられてしまいます。

結局ルノワールよりも誰よりもルソーを見てしまいました(笑)

 

◆横浜美術館はとにかく広い!

◆上から見ると

◆2階から見たエントランス

 

同時開催中のコレクション展や写真ブースもなかなか面白かったのでおすすめです。

また、近くにはランドマークタワーなど観光スポットも多くあります。

◆日本丸とランドマークタワー

◆ちょっと寄り道してランドマークタワー69階からの眺め

 

(2019.09.24)

 

 

 

 

 

 

 

 


ミュージカル「怪人と探偵」

2019-09-25 | 舞台

右眼の手術などでしばらくご無沙汰だった今拓哉さん出演の舞台「怪人と探偵」を見に行きました。

会場はKAAT神奈川芸術劇場。「ヘッズ・アップ!」以来です。

 

「怪人」は怪人二十面相、「探偵」は明智小五郎。子供の頃に読んだのが懐かしい。

ストーリーそのものはシンプルですが、東京スカイパラダイスオーケストラのパワフルな演奏、転換の速いセット(でもかなりの低予算とのこと笑)と効果的な照明・音響、派手な大捕り物など飽きさせません。若手の方々の熱演、中でも「微笑みの影」を歌う大原櫻子さんと「マユミの白日夢」フランク莉奈さんが印象的でした。

大原櫻子さん(KAATウェブサイトより)

 

そんな中、夫婦役を演ずる今拓哉さん&樹里美穂さんや刑事役の六角精児さんが登場すると舞台の空気が一変。特に着物姿で踊る樹里美穂さんはインパクト十分。やはりこういうベテランの方々が入ると舞台がぐっとしまります。

客席や上空(?)を使った演出もあり、あっという間の3時間でした。

(2019.09.23)

 

 

 

 

 

 


第25回 東関東吹奏楽コンクール 高校B部門・小学生部門

2019-09-17 | コンサート&ライヴ

 

9月14日(土)15日(日)と2日続けて東関東吹奏楽コンクールを聴きに行きました。

 

9月14日の高校B部門は、ホールの響きをうまく取り入れてサウンドを作っている学校、ダイレクトに音が飛んで来る学校、色彩感や弱音を第一に考えている学校、耳が疲れるくらいのボリュームで迫って来る学校(かなり多かった)、今年大流行の曲を取り上げている学校もあれば古典中の古典を演奏する学校、と様々ですが、それぞれの県の方向性が音作りや選曲に表れていたように感じました。

出演順1番ながらバッハの「シャコンヌ」を節度を持って丁寧に演奏した竜ケ崎第一高校

ラヴェルの難曲を色彩感たっぷりに表現した千葉日本大学第一高校

温かいサウンドでドラマチックかつストーリーを感じさせた相模女子大高校

などが特に印象に残りました。

 

9月15日の小学生部門(小学校部門ではなく小学生部門なんですね)は演奏や選曲に各学校の特色がよく出ていて楽しめました。

それにしても小学生のレベルアップには驚くばかりです。特にソロは大人顔負けの子が多く感心しました。強いて言えば木管に比べて金管の音色が課題でしょうか。

高い技術力と合奏力・音楽性で会場の大きな拍手をもらった柏市立酒井根東小学校

素晴らしいソロと緊張感あふれる音楽づくりだった船橋市立葛飾小学校

打楽器パートの見事なリズム感と推進力にうなった真岡市立真岡西小学校、同じく打楽器のスーパープレイヤーの男の子に「目が点」になった真岡キッズハーモニー(2校合同バンドのようです)

などが印象に残りました。

栃木県のバンドは「森の贈り物」のトランペット(コルネット)ソロが素晴らしかった茂木町立茂木小学校などもあり、ソロやパートを前面に出してくる学校が多かったように思います。

また「ヨーロッパの国々の民謡より」を大変楽しく演奏してくれた川崎市立南野川小学校、「展覧会の絵」をコンパクトにまとめてオケの響きも感じさせた東海村立村松小学校にも感銘を受けました。

 

なお、前から思っていたことですが、金管バンド(今回は7校)は別部門(小学生・金管バンド部門)にしてあげたいです。やはり小学生は吹奏楽編成と同じ土俵では楽器編成や音域など不利なことが多く、かわいそうに思います。

 

千葉県の学校は停電や断水で練習も満足にできなかったところもあったことでしょう。出場された先生方生徒の皆さんお疲れさまでした。

(2019.09.17)