手術からこの8月で2年経ちました。
右目の状態は半年前の「黄斑上膜手術体験⑬ 手術後1年半」とほぼ変わらずですが、実はその後左眼に異変が。軽い網膜裂孔です。
5月末の朝、左眼の飛蚊症が急に増えた気がして、明るい空を見ると2年前と同じ黒い点々が飛んでいるではありませんか!
こりゃいかん!とすぐにかかりつけの眼科へ。
眼底検査の結果、ほんのわずかな穴が見つかりました。
そしてすぐにあのレーザー手術。今回は約50発。左眼の時は3週にわたり数百発打ちましたからだいぶ少ないですが。
1週間後に再検査。大丈夫そうです。
一ヶ月後にも再々検査しましたが、悪化や再発は無さそうなのでひと安心。
眼内の出血で曇っていた視野や黒い点々も消えました。ただ飛蚊症は増えたままで、けっこう鬱陶しい。逆に右目は2年前の手術で飛蚊症が全く無くなったのでかえってスッキリしています。
心配になったのは、「今度は左目も黄斑上膜になるのではないか?」ということでしたが、先生は「今回は傷が小さいのでおそらく大丈夫でしょう」とのこと。
そしてレーザー手術から3ヶ月経ちますが今のところ歪みはありません。
右目が網膜裂孔でレーザーを打った時に、左眼も予防注射のように弱そうなところを打ってもらったのですが、今回傷が小さくて済んだのはそのおかげかもしれません。それに右眼の経験がなければ「あれ?なんだか左眼が見にくいけどなんだろう?」としばらく様子見だったかもしれません。同じ症状だったのですぐに気づいたので早期治療ができました。
目は大切、としみじみ思う今日この頃です。
手術からほぼ1年半。
コロナウイルスで心配ではありましたが、薬も終わりそうなのでかかりつけの眼科へ定期健診に。
半年前と比べてわずかにですが歪みが減ったように思います。わずかですが。
眼圧や視力はほとんどは変化なし(視力はほんの少し向上)。しかし手術前からあった緑内障が手術の影響で進行しており、「次回(半年後)の結果で薬を変更しましょう」とのこと。確かにOCTの画像を見ると左眼とだいぶ差があり、実際、片目ずつよく見ると右眼の左上隅の視野が少し欠けています(両眼だとまったくわからない)。
緑内障がある方は黄斑上膜の手術のひとつのリスクとして頭に入れておいた方がよいでしょう。歪みか視野かの選択ですが。。。
そして今回右眼の白内障レンズの手術(掃除)をしました。
黄斑上膜の手術をするとほとんどの人が白内障になるので、一緒に白内障の手術(レンズ挿入)をするのですが、「後発白内障」というレンズの汚れが起きやすいのだそうです。
手術の承諾書を書きましたが、ほんの1分ほどで痛みもなく終わるレーザー手術でした。レーザーの衝撃波を使うようです。一度やるともう汚れないということで、本当にいまの医療技術はすごいものです。
手術後の見え方はというと、結構変わりました。
前より少しくっきりして細かいところが見やすくなりました。これはうれしかったです。黄斑上膜の手術で右眼の硝子体を除去したので鬱陶しかった飛蚊症は無くなっており、これで歪みさえなければ。。。むしろ左眼の方が白っぽく見えます。何年かしたら今度は左眼の白内障手術?
黄斑上膜の手術から1年経ちました。
去年の今頃は風呂にも入れず、せっせと目薬を注しながら病院に通っていました。早いものです。
その後大きな変化はありません。わずかに歪みが減ったかも?というくらいです。
病状はだいたい半年から1年で落ち着くそうですし、完全に元に戻るのは難しいということもわかっていたので、がっかりとか失望ということはありません。進行がなくなっただけでよしとせねば。
まだ歪みは残っていますし視力も(矯正で)0.7前後。でも日常生活は問題ありません。車も運転できます。パソコン、テレビ、本、楽譜など、細かいものはちょっと見づらいですが何とかなります。慣れというのはすごい(笑)。
ということでまた機会を見てご報告することにします。
(2019.08.24)
黄斑上膜の手術から半年。3か月ぶりの検診に行きました。
視力、歪みともに前回(11月)より少し改善。
といってもまだ以前のようには見えませんし左目とはかなり差があります。でも手術前よりははるかにましなので、あとはどこまで戻ってくれるか、です。
「経過は良いので当院での診療はおわりです。以後は(紹介してくれた地元の)かかりつけの眼科で引き続き診てもらってください」とのこと。
半年続いた点眼薬も終了です。
明日から3月。もうすぐきっかけとなった「網膜裂孔」から一年になります。
「目の前に黒いゴミがいっぱい浮かんでいる」(網膜裂孔)
「ものがどんどん歪んで見えてくる」(黄斑上膜)
といった予想もしなかったことが続きましたが、現在の医療技術の進歩にも驚いた一年でした。
なんといってもこんな難しい手術が日帰りでできてしまうのですから。
体験談はいったん終了としますが、また時折り経過をご報告したいと思います。
(2019.02.27 検査)