Con Brio 楽譜と趣味の道具箱 

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ミケランジェロ展

2013-10-26 | アート&クラフト

 5月の「ラファエロ展」、6月の「ダ・ヴィンチ展」に続き、「ミケランジェロ展」に行ってきました。これで今年の目標「ルネサンス三代巨匠制覇(笑)」達成です。

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◆台風が接近していたためか混雑ゼロ。

 著名な作品はほとんどが彫刻や壁画ですからさすがに実物を持ってくるわけにはいかないため、展示は素描や習作、スケッチ、レリーフなどが中心でした。

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◆「レダ」の頭部習作

 メインとなるシスティーナ礼拝堂の天井画や「最後の審判」は各場面ごとに習作と全体(縮小版や写真)を見比べられるようにするなど工夫されていました。

 完成当初は人物はほとんど裸だったのに、不道徳だということで布などが上から描き込まれたというのは驚きました。その後修復にあたってもとの形にもどされていったそうです。

 実際に現地に行ってみないとその本当のスケールはわからないのでしょうが、大塚国際美術館からの原寸大の天井画の一部(陶板への複製)は、その巨大さをうかがい知ることができるもので、いいアイデア。いや~、デカい!

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◆システィーナ礼拝堂(wikipediaより)

 展示後半にはミケランジェロが設計した聖堂などのスケッチや、「プラトー門の要塞化のための計画案」なんていう軍事的な作品もありました。そういえば「ダ・ヴィンチ展」の時もいくつか兵器や要塞に関するスケッチがありましたね。

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◆どういう要塞になるの?

 そしてミケランジェロといえばやはり彫刻。今回一緒に展示されていたのは青年の頃の「階段の聖母」と最晩年の「キリストの磔刑」の2つですが、年数にして73年の差。70年以上創作活動を続けたというエネルギーもすごいけれど、そのモチーフのほとんどが「人体」だったというのもすごいことです。

 最後に「クレオパトラ」と題された素描。これは表の顔で、裏側に回ってみると別の顔が。。。印象に残った作品です。

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◆表は優雅な雰囲気ですが。。。

(2013.10.24)


築地市場へ

2013-10-25 | 旅・湯・食・酒

 台風の影響で小雨模様の中、勝どきに住む知人の案内で築地市場に行ってきました。朝5時からの競りの見学は電車が間に合わないのでまたの機会としましたが、それでも始発にのって築地に向かいます。

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◆6時半ころ「築地市場」駅に到着。

 すでに「市場かご」と呼ばれる四角い竹かごを持ったプロの方々や外人観光客などが行きかっていて、なんとなく魚のにおいもただよっています。

まずは「築地波除(なみよけ)神社」へ。祀られている大きな獅子の頭も珍しいですが、「すし塚」「海老塚」「鮟鱇塚」などの供養塚が面白い。

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◆「玉子塚」!

 お参りのあとは場外市場から。もうけっこうな人出で、鮨屋の前にはどこも行列が。まだ7時だというのに。。。われわれも手始めに玉子焼きを1本(串に刺してあって食べやすい)をいただきました。熱くて大根おろしものっていて、今日みたいな肌寒い日にはぴったり。

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◆串に刺すとなぜよけいウマく感じるのだろう?

 それにしてもいったい何件あるのかというほどお店が並んでいます。見ているだけで楽しいし試食もあってついつい手が出てしまいます。

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◆魚好きにはたまりません。

 このあと「ホルモン煮」「肉豆腐」で有名なお店に行ってちょっと立ち食い。そろそろ9時になったので場内市場へ。初めて入りましたがその活気とお店の数にびっくり。さすが世界一の魚市場です。魚も多いが人も多い。

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◆ところ狭しと並ぶお店と魚介類。

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◆鮪の解体!

 このあと野菜や果物を扱う青果市場まで足をのばしたり、ちょっと甘いものを食べてから食堂街へ移動。そろそろ11時。鮨屋はいちだんと繁盛していて店によっては何十メートルも列ができています。その鮨屋のすぐとなりの食堂に入ることにしました。

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◆刺身の盛り合わせとアナゴ煮。

 お店はカウンターのみで10人入れるかどうかでしたが、刺身も煮魚も絶品。板前さんや接待の方もはきはきしていてかつ親切。ゆっくりできました。

 ざっと早足でしたが築地の色々な味を楽しめました。とても1回では見きれないのでまた来たいと思います。ただ今回は「築地通」の知人について歩いていたので自分一人で来たら迷子になりそうです(笑)。案内所でもらったパンフレットで勉強してからですね。

(2013.10.24)


サントリーホール バックステージツアー

2013-10-15 | コンサート&ライヴ

 サントリーホールのバックステージツアーに応募したまま忘れていたら当選のハガキが届きました。7月の東京文化会館バックステージツアーもなかなかよかったので期待しつつホールに向かいます。ところでサントリーホールに最後に行ったのはいつかな。。。?思い出せないくらい昔です。

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◆?年ぶりのサントリーホール

 最初に小ホールでサントリーホールができるまでの映画(20分くらい)を鑑賞。アバドやウィーンフィルなどの貴重な映像も。その後3班に分かれてツアー開始です。前半はピアノ収蔵庫やサインボード、楽屋などを回ります。


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◆チェロ演奏台(裏面)には演奏家のサインがいっぱい。

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◆これはヨーヨー・マ

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◆指揮者やソリストのサインボード。毎月変わるそうです。

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◆小澤征爾とボストン交響楽団。

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◆前日と当日がN響の演奏会のため楽器が置かれていました。

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◆演奏団体のシールがずらり。

 30分ほど見学したところで、大ホールの「オルガン プロムナードコンサート」を鑑賞(この演奏だけを聴くこともできます)。

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◆大ホールへ。

 約30分のコンサートではバッハなど3曲が演奏されました。3曲目のヴィーデルマン「インペトゥオーソ」はいわゆるパイプオルガンのイメージとは違った現代的な響きでなかなか面白い曲でした。それにしてもオルガニストは脚が忙しい(笑)。

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◆間近で見ると圧倒されます。


 コンサート終了後、後半のツアー開始。客席や音響についてのお話の後、オルガンの演奏台を見たりステージに上がってみたりしました。

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◆すごい数ですな~。

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◆ホールの響きを体験しましょう、ということで全員で合唱。

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◆夜のN響の演奏会の準備も始まりました。

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◆指揮者を正面から見られるこの座席(Pブロック)は大変な人気とか。


 このあと廊下やホワイエ、美術品やメッセージボードなどを見学して終了。コンサートをはさんでの約2時間のバックステージツアーはあっという間でした。11月12月にも予定されているので応募されてみてはいかがでしょうか。

 久しぶりにサントリーホールで演奏会を聴いてみたくなりました。その時はPブロックだな~。    

 (2013.10.10)


ジャパンオープン2013 (TV)

2013-10-07 | フィギュアスケート

 ジャパンオープンでシーズン開幕。TV観戦での感想ですが、フィギュアにはまってまだ日の浅い素人ですので見当違いもあるかもしれません。ご容赦を。


☆ジェフリー・バトル

 いったい「トリスタンとイゾルデ」でどう滑るのかと見ていましたが、思わず引き込まれました。ジャンプなどでミスが多かったのが残念。このワーグナー、高橋大輔にもぜひ滑ってほしい。きっと彼ならではの濃厚な世界が見られると思います。

☆ハビエル・フェルナンデス

 さすがの4回転ジャンパー。素晴らしい!衣装も面白い。彼にはコミカルなナンバー(昨年度のチャップリンとかエキシビジョンとか)がよく合うと思うので、そういうナンバーもぜひやってもらいたいです。「スーパーマンメドレー」で赤いマントをつけて4回転サルコウとか(笑)。

☆小塚崇彦

 4回転も決めて悪くなかったんですが、印象に残る部分があまりないというか(失礼)。。。持ち越しの「序奏とロンド・カプリチオーソ」のせいもあるかな?それからあの赤と黒の衣装はちょっと。。。バトルみたいにシンプルにした方がいいのでは。

☆高橋大輔

 ジャンプに苦しんでいましたが、やっぱり高橋大輔しか出せない世界ですね。「ビートルズ・メドレー」は他に曲の組み合わせはなかったのかなあとも思います。ちょっと物足りない気がします。これからどう変化していくかに注目。

☆村上佳奈子

 どうしたんでしょう、ミスが続き表情も冴えないまま終わってしまいました。十分力はある選手なので頑張ってほしいと思います。彼女にはぜひ滑ってほしいナンバーがひとつあります。それは「CATS」。フリップに入る時の彼女のアクションはまさしく猫。きっとハマると思うんですが。。。

☆アシュリー・ワグナー

 いい演技でした。ミスもほとんどなく気合も十分。毎年彼女が使う曲は構成やつなぎがうまいな~と思います。去年の「サムソンとデリラ」も中間部ではあえて同じオペラからのアリアを挿入するなど新鮮でした。「ロミオとジュリエット」はちょっとなじみがない部分もあるのですが、これからどう仕上げていくか楽しみです。もう少し点数が伸びても良かったのでは?

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◆最近のワグナーは目つきが違う。

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◆このころのワグナーもかわいくてけっこう好きです(笑)。


☆浅田真央

 トリプリアクセルの着氷が乱れたり小さなミスがありましたが、調子は悪くなさそうです。脚が(一段と)きれいになったな~と思ったのですが気のせいか?衣装も明るくていいんですが、また羽根?が落ちないか心配です(笑)。


さて来週からいよいよグランプリシリーズ開幕。楽しみです。(2013.10.07)