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レオナルド・ダ・ヴィンチ展

2013-06-29 | アート&クラフト

 ラファエロに続いて「ルネサンス三代巨匠制覇」(?)2回目はレオナルド・ダ・ヴィンチ。またしても会期終了間際になってしまいました。。。(東京都美術館

 
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◆混雑はしていたが待ち時間は無し


 100点余りの展示のうち、ダ・ヴィンチ本人の作品は20数点。そのうち「アトランティコ手稿」と言われるメモやスケッチが20点ほどで、絵画は油彩1に習作1。あとはダ・ヴィンチの影響を受けた画家などの作品(主に素描)が大半でちょっと物足りなさは残りました。まあ、もともと美術家としての作品自体が少ないから仕方ないのでしょうね。美術家というよりも「万能の天才」としてのダ・ヴィンチを色々な角度から知ることができる展覧会と考えればいいのかもしれません。

 そういう意味では光学、数学、建築、兵器、機械、飛行などについて記された「アトランティス手稿」はなかなか面白いものでした。

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◆連続して矢を発射する兵器のスケッチ

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◆素描や作品のリスト


 ミュージアムショップではイタリアワインなどとともに分厚い図録(厚さ4~5㎝)が結構売れていました。また、非売品ですが「チェザーレ」執筆中の惣領冬実さん描き下ろしのルネサンス人物イラストが目を引きました。

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◆ダ・ヴィンチのイラスト


 この後、リニューアルした「東洋館」で話題の国立東京博物館に寄りましたが、周りきれないうちに閉館時間。日をあらためて鑑賞予定(何日かかるか?)。

(2013.06.28)


BIER REISE '98 (新橋)

2013-06-20 | 旅・湯・食・酒

 仕事の後、前から誘われていた飲み会で新橋のビアホール「ビアライゼ」へ。

 ビアホールというと「ライオン」は以前よく行きましたがここは初めて。19時入店の段階で100人ほどの店はほぼ満席状態。

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◆カウンターもいい感じです。


 3人で「アサヒ樽生F」から始まって「本日の日替わりビール」をほぼ制覇(笑)。「隅田川ヴァイツェン」が気に入りました。ベルギーのビールもなかなか。

 「ビアライゼ名物メンチカツ」「トロトロ豚肉軟骨の沖縄ソーキ」「ビール仕込みのチキンカツ」「合鴨燻製と水菜の和風サラダ」などの料理はいずれも美味しくビールによく合います。

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◆名物メンチカツ(お店のHPより)


 活気に溢れた雰囲気なのでついついビールと話が進んでしまい、あっという間に3時間。元気が出る店です。ただ、周りがすごい盛り上がりなので大きな声でしゃべらないと会話になりません。翌日少し声が枯れてしまうのが難点(笑)。


「冒険者たち」

2013-06-13 | 舞台

 今拓哉さん出演のミュージカル「冒険者たち」(サンシャイン劇場)を観てきました。

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◆二枚目ぞろいのキャスト。

 
 ストーリーはシンプルで、主人公が仲間たちとともに凶悪な相手に対し困難を乗り越え勇気と団結で立ち向かっていく、というもの。主人公とヒロインの恋(一瞬ですが)や仲間の死などもありますが、全体的には役者一人ひとりの個性と演技を楽しむミュージカルかなと思いました。実際、主人公のガンバを始め、役者さんたち(出演者18人中17人が男性)はイケメンぞろい(笑)で、ステージ場で熱演を繰り広げます。会場にはファンの女性客がいっぱいでした。

 今回の今拓哉さんの役は悪役「イタチ」。今まで観た舞台の中でいちばん出番とセリフが少なかったかもしれません(失礼)が、やはりその存在感と歌唱力は抜きん出ていました。「悪魔のスキャット」を「あ~あ~あ~」と歌っているだけでも、思わず引き込まれてしまいます。それにしてもあのメイクはすごい(笑)。

 終演後の出演者の皆さんによるアフタートークも爆笑でした。(2013.06.12)

 

 


LOVE展

2013-06-13 | アート&クラフト

 「アートにみる愛の形」というテーマで開催中の「LOVE展」に行きました。会場に入ると、すぐ展示してある巨大な金色のハートのオブジェが目を引きます。

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◆森美術館で開催中

 「愛」といっても男女の愛(いや男女とは限らないか?)からはじまって家族愛に人類愛、動物やモノへの愛だってあるわけで、どうまとめるのかと思っていましたが、絵画・彫刻・イラスト・オブジェ・写真・手紙・映像・パフォーマンスと手法は様々。中には「う~ん、そうかこれも愛か?」と考えてしまうものもありましたが。

 印象に残ったのは、一瞬のフラッシュの後に「LOVE」という文字が目に映る残像を利用した作品、マグリットやシャガールなどの巨匠たちの油彩、ブランクーシの彫刻(どこかで見たなあと思ったら箱根彫刻の森美術館収蔵作品)、ユニークな浅田一家の記念写真シリーズなどなどです。

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◆草間弥彌生「愛が呼んでいる」

いちばん感激したのはダリの「ポルト・リガトの聖母」。これは学生のころから好きだった作品ですが、まさかこの「LOVE展」で会えるとは思っていなかったのでびっくりでした。思わずしばらく隅から隅まで眺めてしまいました。。。

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◆ダリ「ポルト・リガトの聖母」

 この作品を観ることができただけでも価値がある展覧会でした。(2013.06.12)